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会議資料 (54 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_72909.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第36回 5/22)《厚生労働省》
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レスラット)

(⑫)

18.2

鎮痛作用

また、本剤の痛覚過敏改善作用と抗アロディニア

本剤は、非ステロイド性消炎鎮痛剤やオピオイドと

作用は、NA作動性神経を脊髄レベルで選択的に

異なり、プロスタグランジン産生系やオピオイド系

薬物破壊すると抑制された。(SNLマウス) (⑬)

に作用せず、正常動物を用いた鎮痛薬評価系よりも

18.1.2

ブラジキニン遊離抑制作用(ラット)

痛覚過敏モデルとされるSARTストレス(反復寒冷負

そく し

こうやく

ラット足趾に侵害刺激(圧刺激)を加えると、刺激

荷)動物、CCI(慢性絞扼性神経損傷)ラットやSNL

局所にブラジキニン(BK)やプロスタグランジン

(脊髄神経結 紮 )マウスに対して優れた効果を示す。

E2(PGE2)等が増加する。この試験系に本剤10~

また、末梢侵害刺激局所において、起炎物質である

50NU/kgを単回経口投与すると、PGE2遊離には影響

ブラジキニンの遊離抑制作用を示し、これらは本剤

を及ぼさなかったが、BK遊離を用量依存的に抑制

の薬効薬理における特長をなす。
(⑪⑬⑭⑱⑲⑳㉑㉒)

した。一方、インドメタシンはPGE2遊離を抑制し

18.2.1 S
 ARTストレス(反復寒冷負荷)動物にお

たが、BK遊離には影響を及ぼさなかった。

けっ さつ

ける痛覚過敏改善効果

(⑭)

18.1.3 末
 梢循環改善作用に基づく患部冷温域の皮

動物の飼育温度を昼間は 1 時間ごとに室温(24℃)

膚温上昇作用(臨床)

と低温(マウス 4 ℃、ラット- 3 ℃)に変化させ、

整形外科領域における有痛性患者の患部皮膚温に対

夜間は低温で飼育する(SARTストレス)と、 4 日

する本剤の効果をサーモグラフィーで評価した。本

目以降から安定した痛覚閾値の低下が認められ、痛

剤 2 錠(8NU)の経口投与により、患部皮膚温の低

覚過敏モデルとなる。

下を改善し(健側・患側の温度差縮小)
、患部冷温

このSARTストレスマウスに本剤を単回経口投与す

域により強く作用する選択効果が示唆された。(⑮)

ると、用量依存的な鎮痛効果が認められ、その鎮痛

18.1.4

末梢神経損傷部位における脱髄(末梢神経

効力(ED50値)は207NU/kg(NU:ノイロトロピン

の軸索を囲む髄鞘が障害され、軸索がむき

単位)で、正常動物の場合(617NU/kg)より強か

出しになること)に対する作用(マウス、

った。

ラット)

また、本剤の連日経口投与により、SARTストレス

⑴脱髄の抑制作用(マウス)

マウスの痛覚過敏が用量依存的に抑制された。その

だつずい

だつずい

ずいしょう

(㉓)

マウスの坐骨神経を縫合糸(chromic gut)で緩く

ED50 値 は 単 回 投 与 の 場 合 よ り 小 さ く、 7 日 目 で

結紮すると、損傷した坐骨神経の周囲で炎症と脱

76NU/kgとなり、本剤の反復投与により鎮痛効力が

髄が引き起こされる。このCCI(慢性絞 扼性神経

増大した。一方、SARTストレスマウスの痛覚過敏は、

損傷)モデルマウスを用いて、末梢神経の損傷に

インドメタシン等の非ステロイド性消炎鎮痛剤では

対する本剤の効果を検討した。本剤をCCI手術 3

ほとんど改善されなかった。

日前より200NU/kg/dayで連日経口投与すること

18.2.2

けっさつ

だつ

ずい

こう やく

る炎症性サイトカイン(IL-1β、IL-6及びTNF-α)
だつ ずい

の発現増加及びCCI術後 5 日目の坐骨神経の脱髄

CCI(慢性絞扼性神経損傷)ラットにおけ
けっ

ラットの坐骨神経を縫合糸(chromic gut)で緩く結

さつ

紮すると、数日後から痛覚過敏が惹起される。この

(⑯)

だつずい

(㉔)

る痛覚過敏の改善効果及び発症抑制効果

で、CCI術後 1 日目の坐骨神経の損傷部位におけ

の進行を抑制した。

こう やく

CCI術後14日目の痛覚過敏ラットに、本剤100NU/kg
を単回腹腔内投与すると、温熱性及び機械刺激性痛

⑵脱髄の改善作用(ラット)
ラット皮膚切開後、坐骨神経内にリゾホスファチ

覚過敏が抑制された。更に、本剤50NU/kgを術後 7

ジルコリン注射を行うと、 7 日後に坐骨神経の脱

日目から 1 週間、連日腹腔内投与すると、投与終了

髄がピークに達する。このリゾホスファチジルコ

から 2 週間にわたって効果が持続し、CCI処置によ

リン誘発脱髄モデルラットを用いて、末梢神経の

る温熱性痛覚過敏を改善した。

髄鞘を形成するシュワン細胞に対する本剤の効果

また、CCIモデルにおける痛覚過敏の発症に対する

を検討した。ラット坐骨神経内にリゾホスファチ

本剤の効果を検討した。CCI術日の翌日から10日間、

ジルコリン注射 7 日後に、本剤を充てんした24時

本剤100又は200NU/kg/dayの連日腹腔内投与により、

間持続性放出型浸透圧ポンプをラットの背部皮下

CCI処置による温熱性痛覚過敏の発症を用量依存的

に埋め込み、24NU/kg/dayで 7 日間全身持続投与

に抑制した。

だつ

ずい

だつずい

ずいしょう

(㉑)

(㉒)

だつずい

することで、坐骨神経の脱髄を改善し、温熱性及
び機械刺激性痛覚鈍麻を回復させた。

(⑰)

ラットの背部皮下に埋め込まれた
持続性放出型浸透圧ポンプ

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ノイロトロピン錠4単位.indd 3

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