よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-2-15診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (43 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

パラ血友病(遺伝性 FV/5 欠乏症)、先天性 FV/5・FVIII/8 複合欠乏症、全ての二次性 FV/5 欠乏症(播種
性血管内凝固症候群(DIC)など)、(遺伝性)第 X/10 因子(F10)欠乏症、自己免疫性後天性 F10 欠乏症、全
ての二次性 F10 欠乏症、(遺伝性)プロトロンビン欠乏症、自己免疫性後天性プロトロンビン欠乏症、全ての二
次性プロトロンビン欠乏症、自己免疫性後天性 FXIII/13 欠乏症、抗リン脂質抗体症候群などを除外する。
<診断のカテゴリー>
Definite:Aの全て+B1および及びB2-(3)を満たし、Cを除外したもの
Probable:Aの全て+B1+B2-(1)また又はB2-(2)を満たし、Cを除外したもの
Possible:Aの全て+B1 を満たすもの
<参考所見>
1.一般的血液凝固検査
(1)出血時間:通常は正常
(2)PT および及び APTT:必ず延長
(3)血小板数:通常は正常
2.その他の検査
ループスアンチコアグラントが陽性あるいは測定不能の場合は、抗 CL・β2GPI 抗体や抗カルジオリピン(CL)
抗体(IgG,IgM)や抗 CL・β2GPI 複合体抗体(IgG, IgM)を測定して、FV/5 インヒビターが原因の偽陽性である可
能性を除外すると良い。

5)自己免疫性後天性凝固第 X/10 因子(FX/10)欠乏症の診断基準
Definite、Probable を対象とする。
A.症状等
(1)最近発症した持続性又は再発性の出血症状がある。
(2)遺伝性 FX(/10)欠乏症の家族歴がない。
(3)出血性疾患の既往歴がない。特に過去の止血負荷(hemostatic challenge; 外傷、手術、抜歯、分娩
など)に伴った出血もない。
(4)抗凝固薬や抗血小板薬などの過剰投与がない。
B.検査所見
1.凝固一般検査で PT と APTT が延長しており、特異的検査で FX 関連の以下の3つの項目の内1つ以上
の異常がある(通常は FX 活性、FX 抗原量が基準値の 50%以下)。
(1)FX/10 活性(FX/10:C):必ず著しく低下
(2)FX/10 抗原量(FX/10:Ag):通常は著しく低下
(3)FX/10 比活性(活性/抗原量):通常は著しく低下

- 43-