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資料1-2-6診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (59 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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<診断基準>
Definite(確診例)・Probable(疑診例)を対象とする。
(1)主要所見
A.縦走潰瘍<注1>
B.敷石像
C.非乾酪性類上皮細胞肉芽腫<注2>
(2)副所見
a.消化管の広範囲に認める不整形~類円形潰瘍またはアフタ<注3>
b.特徴的な肛門病変<注4>
c.特徴的な胃•十二指腸病変<注5>
診断のカテゴリー
Definite(確診例):
[1]主要所見のA又はBを有するもの。<注6>
[2]主要所見のCと副所見の a 又は b を有するもの。
[3]副所見の a、b、c 全てを有するもの。
Probable(疑診例):
[1]主要所見のCと副所見の c を有するもの。
[2]主要所見A又はBを有するが潰瘍性大腸炎や腸型ベーチェット病、単純性潰瘍、虚血性腸病変と鑑別でき
ないもの。
[3]主要所見のCのみを有するもの。<注7>
[4]副所見のいずれか2つ又は1つのみを有するもの。
<注1> 小腸の場合は、腸間膜付着側に好発する。
<注2> 連続切片作成により診断率が向上する。消化管に精通した病理医の判定が望ましい。
<注3> 典型的には縦列するが、縦列しない場合もある。
また、3か月以上恒存することが必要である。
また、腸結核、腸型ベーチェット病、単純性潰瘍、NSAIDs 潰瘍、感染性腸炎の除外が必要である。
<注4> 裂肛、cavitating ulcer、痔瘻、肛門周囲膿瘍、浮腫状皮垂など。Crohn 病肛門病変肉眼所見アトラスを
参照し、クローン病に精通した肛門病専門医による診断が望ましい。
<注5> 竹の節状外観、ノッチ様陥凹など。クローン病に精通した専門医の診断が望ましい。
<注6> 縦走潰瘍のみの場合、虚血性腸病変や潰瘍性大腸炎を除外することが必要である。敷石像のみの場
合、虚血性腸病変を除外することが必要である。
<注7> 腸結核などの肉芽腫を有する炎症性疾患を除外することが必要である。

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