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資料1-2-6診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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2.参考事項


「Definite(組織診断群)」、「Probable(臨床診断群)」のいずれにおいても、特発性間質性肺炎(IIPs)
と診断した後に、細分類を行う(図1)。
① 「Definite(組織診断群)」では、びまん性組織パターンに基づいて、IPF、idiopathic NSIP、
COP、DIP、RB-ILD、AIP、idiopathic LIP、idiopathic PPFE、分類不能に細分類する(表1)。
② 「Probable(臨床診断群)」では、下記の IPF と iPPFE の臨床診断基準に基づいて、IPF、
iPPFE、分類不能(IPF と iPPFE のいずれの臨床診断基準も満たさない)に細分類する。



COP は経気管支肺生検(TBLB)あるいは経気管支クライオ生検(TBLC)で OP パターンを認め、臨
床・画像所見が COP に合致すれば診断可能である。



診断時にこれらの診断基準を満たしても、例えば膠原病など、後になって原因が明らかになった場
合は、その時点で特発性間質性肺炎から除外する。



診断には、呼吸器専門医、胸部放射線診断医、肺疾患のうち病理専門医の3者による集学的検討
(MDD: multidisciplinary discussion)が推奨される。

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