令和8年度予算の編成等に関する建議 参考資料2 (36 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20251202/index.html |
| 出典情報 | 令和8年度予算の編成等に関する建議(12/2)《財務省》 |
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調剤技術料の適正化の必要性①
○ 医薬分業が進み、処方箋受取率(A)が上昇する中で、処方箋発行枚数(B)は増加傾向。この間、薬剤師数(C)の増加と薬剤師1
人あたり技術料(D)の増加とが相まって、調剤医療費のうち技術料(E,E’)が大きく伸びている状況。
○ 薬剤師1人あたり技術料の増加は、薬剤師1人あたり処方箋枚数(F)の水準が長期的には変わっていないことを踏まえれば、処方箋1
枚あたり技術料(G)が増加傾向にあることがその原因と分析できる。今後は、処方箋1枚あたり技術料の伸びを抑制することが不可欠。
◆ 調剤医療費総額の推移
◆ 処方箋受取率の年次推移
107.4
59,783
110.3
55,778
57,413
54,834
110
技術料の伸び
(2012=100)
2024
2022
2020
2018
2016
2014
2012
2010
2008
2006
0
処方箋枚数(薬局での受付回数)
× 100
医科診療(入院外)日数×医科投薬率+歯科診療日数×歯科投薬率
(出所)厚生労働省が「保険調剤の動向(日本薬剤師会)」を用いて作成したデータ。
(注)処方箋受取率(%) =
57,114 56,058 56,800 56,908
60,041 60,592
(2012年=100)
125
120
115
100
110
105
20,000
100
薬剤料
90
10,000
95
90
101
101
103
101
101
99
101
99
105
103
102
99
108
103
101
98
109
106
103
97
111
106
113
109
115
114
2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024
(出所)厚生労働省「調剤医療費(電算処理分)の動向~令和6年度版~」
(
80
特定保険医療材料料 )
80
115
118
117
116
116 116
114
102
102 103
96
116
処方箋1枚 (G)
あたり技術料
120
薬剤師1人 (D)
118 あたり技術料
薬剤師数
(C)
108
94
薬剤師1人あたり
処方箋枚数
97
96
98
92
85
0
2004
2002
2000
1998
1996
1994
1992
1990
1988
処方箋発行枚数(B)
薬剤師数と処方箋1枚あたりの技術料の増加など
108.6
102.1
48,771
0
118.1
113.5
103.9
52,444 53,711
20
120
112.4
100
20,000
22,474
20,103
116.2
50,000
30,000
40
124.9
技術料
40,000
40,000
1986
17,682
18,779
130
1984
17,020
19,311
60,000
1982
17,371
19,771
19,122
60
(E’)
1980
18,490
60,000
23,251
21,264
18,283
65,902
132.0
80
処方箋受取率(A)
1978
69,933
80,000
(E)
1976
70,000
136.6
(%)
1974
71,515
100,000
1972
77,059
77,025
76,664
74,987
74,395
74,279
(万枚)
140
1970
78,192
80,000
84,008
82,678
12年間で技術料+6231億円
(+36.6%) 78,332
(億円)
88
84
2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024
(出所)厚生労働省「調剤医療費(電算処理分)の動向」、厚生労働省「医師・歯科医師・薬剤師統計」
(注) 薬剤師数の奇数年度及び2024年度は、直近年度からの推計値。
(F)