令和8年度予算の編成等に関する建議 参考資料2 (111 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20251202/index.html |
| 出典情報 | 令和8年度予算の編成等に関する建議(12/2)《財務省》 |
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資料Ⅱ-1-111
○ 足下の社会経済情勢等も踏まえ、令和5年度・令和7年度予算編成において、それぞれ当面2年間の臨時的・特例的な対応
として、①特例加算と②従前額保障を実施。令和9年度以降については、一般低所得世帯の消費データの充実・活用を図った
上で、次回定期検証・基準改定を1年前倒して対応(令和8年に検証し、令和9年度に改定)することとしている。
○ 最低生活保障という制度趣旨との関係や、国民の理解を得る観点からも、生活扶助基準は一般低所得世帯の消費実態との均衡を
保つことが重要。生活扶助基準の見直しに当たっては、一般低所得世帯の消費実態等に関するデータの充実に取り組むべき。
生活扶助基準の現状(R7・R8年度)
R5
改定
R6
R5.10①特例加算
(月1,000円/人)
②従前額保障
R7
R8
R9
改定
R7.10-
これまでの取組
R10
【令和5年度予算編成】
○ 当面2年間(令和5~6年度)の臨時的・特例的な措置を実施。
1年前倒し
①特例加算
(月1,500円/人)
① 令和元年当時の消費実態の水準(令和4年検証結果の反映後)から
一定額(月1,000円/人)を特例的に加算 【特例加算】
② ①の措置をしても従前の基準から減額となる世帯については、従前の基準
額を保障 【従前額保障】
R9改定後の基準
②従前額保障
従前額保障
特例加算
② 特例加算をしてもなお、減額となる世
帯には従前の基準額を保障
① 1人当たり月額1,500円
を特例的に加算
【令和7年度予算編成】
○ 当面2年間(令和7~8年度)の臨時的・特例的な措置を実施。
① 特例加算を増額(月1,500円/人)した上で継続
② 従前額保障も継続
新基準(特例)
令和元年
消費実態
○ 次回定期検証・改定の1年前倒し、消費データの充実・活用を図ることとした。
従前の
基準
令和4年の検証結果
を踏まえた本来の引下げ幅
検証結果を反映すると減額となる世帯
令和4年の検証結果
を踏まえた本来の引上げ幅
検証結果を反映すると増額となる世帯
改革の方向性(案)
○
生活扶助基準について、定期検証結果の反映に加えて足下の社会
経済情勢等を踏まえた対応の要否・内容を検討するためには、現在
よりも充実した消費データが不可欠。
○
生活扶助基準の見直しに当たっては、一般低所得世帯の消費実態
等に関するデータの充実に取り組むべき。