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総ー1個別事項について(その2)精神医療① (55 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64893.html |
| 出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第622回 10/24)《厚生労働省》 |
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統合失調症患者におけるクロザピンの普及の状況
中医協 総-2
元.11.20
○ 治療抵抗性統合失調症を有する患者は、退院が困難となり、入院が長期化しやすいが、クロザピンによる専門的治療により地域生活へ
移行する例も少なくないとされている一方、重大な副作用が報告されていることから、クロザピンの使用にあたっては、精神科病院と血
液内科等を有する医療機関とのネットワークの構築等により、地域連携体制を構築する必要がある。
○ 第7次医療計画及び第5期障害福祉計画においては、精神病床における入院需要及び地域移行に伴う基盤整備量の目標設定を行ってお
り、当該目標はクロザピンの普及等による効果を勘案している。
○ そのため、治療抵抗性統合失調症を有する患者がどこに入院しても、当該治療を受けることができるよう、クロザピンを使用可能な医
療機関の確保及び地域連携体制を構築するとともに、クロザピンの処方率を、先行している諸外国の実績と国内で先行している医療機関
の実績を踏まえ、治療抵抗性統合失調症患者の25~30%に普及することを目指している。
○ なお、クロザピンの使用率を単純に比較することは難しいが、イギリス(4.9%)、ドイツ(14%)、中国(24.6%)、オーストラリ
ア(26%)、ニュージーランド(32.8%)に対して、日本は0.2%となっている。
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32.8
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( )
使
用
率
%
(※1)
24.6
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14
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5
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0
イギリス
(※1)
ドイツ
中国
オーストラリア ニュージーランド
日本
(※2)
個々の調査・研究の背景・条件が異なるため、使用率の単純比較はできない。
統合失調症患者のうち、イギリスは外来患者(2000年~2001年)、ドイツは外来患者(2004年)、中国は入院患者(2004年)、オース
トラリアは外来患者(2007年)、ニュージーランドは外来患者(2004年)、日本は外来及び入院患者(2017年)を用いたもの。
(※2) 日本は、医療計画の指標例「統合失調症患者における治療抵抗性統合失調症治療薬の使用率」を用いた。
出典(日本を除く):厚生労働省平成25年度 障害者総合福祉推進事業「精神病床に入院している難治性患者の地域移行の推進に向けた支援の在り方に関する実態調査について」
(平成26年3月公益社団法人全国自治体病院協議会)
出典(日本):令和元年度 厚生労働科学研究「医療計画、障害福祉計画の効果的なモニタリング体制の構築のための研究」(研究代表者:山之内芳雄)」
※障害保健福祉部 精神・障害保健課作成
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中医協 総-2
元.11.20
○ 治療抵抗性統合失調症を有する患者は、退院が困難となり、入院が長期化しやすいが、クロザピンによる専門的治療により地域生活へ
移行する例も少なくないとされている一方、重大な副作用が報告されていることから、クロザピンの使用にあたっては、精神科病院と血
液内科等を有する医療機関とのネットワークの構築等により、地域連携体制を構築する必要がある。
○ 第7次医療計画及び第5期障害福祉計画においては、精神病床における入院需要及び地域移行に伴う基盤整備量の目標設定を行ってお
り、当該目標はクロザピンの普及等による効果を勘案している。
○ そのため、治療抵抗性統合失調症を有する患者がどこに入院しても、当該治療を受けることができるよう、クロザピンを使用可能な医
療機関の確保及び地域連携体制を構築するとともに、クロザピンの処方率を、先行している諸外国の実績と国内で先行している医療機関
の実績を踏まえ、治療抵抗性統合失調症患者の25~30%に普及することを目指している。
○ なお、クロザピンの使用率を単純に比較することは難しいが、イギリス(4.9%)、ドイツ(14%)、中国(24.6%)、オーストラリ
ア(26%)、ニュージーランド(32.8%)に対して、日本は0.2%となっている。
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イギリス
(※1)
ドイツ
中国
オーストラリア ニュージーランド
日本
(※2)
個々の調査・研究の背景・条件が異なるため、使用率の単純比較はできない。
統合失調症患者のうち、イギリスは外来患者(2000年~2001年)、ドイツは外来患者(2004年)、中国は入院患者(2004年)、オース
トラリアは外来患者(2007年)、ニュージーランドは外来患者(2004年)、日本は外来及び入院患者(2017年)を用いたもの。
(※2) 日本は、医療計画の指標例「統合失調症患者における治療抵抗性統合失調症治療薬の使用率」を用いた。
出典(日本を除く):厚生労働省平成25年度 障害者総合福祉推進事業「精神病床に入院している難治性患者の地域移行の推進に向けた支援の在り方に関する実態調査について」
(平成26年3月公益社団法人全国自治体病院協議会)
出典(日本):令和元年度 厚生労働科学研究「医療計画、障害福祉計画の効果的なモニタリング体制の構築のための研究」(研究代表者:山之内芳雄)」
※障害保健福祉部 精神・障害保健課作成
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