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2.個別事項について(後発医薬品・バイオ後続品の使用体制、服用薬剤調整支援等の評価)総ー2 (49 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64741.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第621回 10/17)《厚生労働省》
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日本版抗コリン薬リスクスケール

診調組 入-1
7 . 7 . 1 7

目的

対象

1. 高齢者に頻用される抗コリン薬のリスクを正確に評価し、薬
物療法の適正化(ポリファーマシー対策を含む)を図る。
2. 抗コリン薬のリスクに関する具体的な指標を提供することで、
医師、歯科医師や薬剤師等が、特に高齢者への処方・調
剤時にリスクを再認識することを目指す。
3. 抗コリン薬による薬物有害事象や相互作用を減少させるこ
とにより、患者の生活の質(Quality of life: QOL)の向上を
目指すことを目的としている。

・ 高齢者を主な適用対象とするが、若年者でも基礎疾患に
よっては薬物有 害事象の危険が高まることがあり、

適用対象に年齢上の区分は設けない。
・ あるゆる医療介護現場で使用されることを想定して作成され
ており、 利用対象は薬剤師、医師・歯科医師、看護師やその
他の医療介護専門職全般である。

使い方

(参考)

2つの側面を評価することを推奨
1. 個々の薬物のリスク評価: 各薬物が持つ抗コリン作用によるリスクの
強さをスコア3から1で評価を行う。 高いスコアの薬物を使用している場
合は、より低いスコアの薬物に切り替えるなど検討を行う。
2. 総合的なリスク評価(総抗コリン薬負荷): 高齢者は複数疾患に罹患し
ており複数の薬物が処方されていることが多く、 それぞれの薬物のス
コアを合算し、患者の総抗コリン薬負荷を算出する。 薬物療法全体の
抗コリン作用によるリスクを把握することが可能となる。
158薬物を掲載
• スコア3:37薬物(一般用医薬品:15薬物[40.5%]を含む)
• スコア2:27薬物(一般用医薬品:4薬物[14.8%]を含む)
• スコア1:94薬物(一般用医薬品:17薬物[19.1%]を含む)
第18回高齢者医薬品適正使用検討会資料4-1改変

作成:一般社団法人 日本老年薬学会 日本版抗コリン薬リスクスケール作成ワーキンググループ
協力:一般社団法人 日本老年医学会

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