よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


「ポスト2025」健康保険組合の提言(全体版) (4 ページ)

公開元URL https://www.kenporen.com/press/2025-09-25-08-52.shtml
出典情報 「ポスト2025」健康保険組合の提言(9/25)《健康保険組合連合会》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

Ⅰ 想定される危機的状況

⚫ 2040年にかけて高齢者人口がピークに向かい、現役世代が急激に減少する。

… 参考資料①

⚫ 高齢化に伴う医療需要の増大、高額薬剤などの医療の高度化により、医療費は大幅に増加し、2040年には70兆円を超
え、その半分は後期高齢者の医療費が占める。

… 参考資料②

⚫ 現状の現役世代に偏重した負担構造のままでは、給付と負担のアンバランスが拡大し、現役世代は保険料負担の増加に

耐えられず、医療保険制度自体が崩壊する。

… 参考資料③

⚫ 医療・介護の人材不足も深刻化し、医療ニーズが変化していくなかで、医療・介護の提供体制を抜本的に効率化しなけれ
ば必要な時に必要な医療が受けられなくなる。
⚫ 健康保険組合財政の悪化がさらに進めば、事業主との緊密な連携のもと、加入者の特性に応じた細やかな保健事業(疾
病予防、健康づくり等)の実施が困難になるほか、健康保険組合の解散が相次ぐ事態にもなりかねず、国民皆保険制度
を支える基盤が弱体化する。

以上のような危機的状況を打開し、大きく流れを変えなければ、将来に向けて国民皆保険制度を維持していくことができ
なくなります。

4