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「ポスト2025」健康保険組合の提言(全体版) (3 ページ)
出典
公開元URL | https://www.kenporen.com/press/2025-09-25-08-52.shtml |
出典情報 | 「ポスト2025」健康保険組合の提言(9/25)《健康保険組合連合会》 |
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はじめに
健康保険組合連合会(以下、「健保連」)は、これまで、団塊の世代が全て75歳以上となる2025年に向けて、医療保険制
度改革に関する各種の政策提言を行ってきました。この間、ある程度の制度見直しは図られたものの、依然として現役世代に
過重な負担を求める構造に変わりはなく、2025年以降も危機的な状況が続くものと見込まれます。さらに2040年にかけては、
高齢者人口がピークに向かい、少子化により現役世代が減少していくなかで、医療費と現役世代の負担が急激に増大してい
くと見込まれています。これに備え、全世代で支え合う制度へ転換するための改革を急がなければなりません。そうしなければ、
国民の安心の礎である国民皆保険制度を将来世代に引き継ぐことができなくなってしまいます。
こうした危機感のもと、新たな試みとして、昨年来、加入者(国民)の皆さまに向けて医療保険制度の課題等について新聞や
リーフレット、インターネットメディアを通じて広報活動を展開するとともに、加入者(国民)へのアンケートを実施しました。その結
果、高齢者医療への現役世代の負担軽減や保険給付の適正化など健康保険組合が抱える様々な課題への対応を求める声
が多数寄せられました。こうした結果も踏まえて、今般、改めて提言をまとめました。
この提言では、健康保険組合の加入者(国民)の皆さまに国民皆保険制度の恩恵、その危機的状況に対する認識を共有し
ていただくとともに、あわせて、国、医療提供者、事業主のステークホルダーにそれぞれお願いすることを明らかにし、私たち健
康保険組合の取り組みについてまとめました。
私たち健康保険組合は、これまで加入者・事業主との密接な関係を生かし、加入者の健康を守り、医療給付を行うだけでな
く、高齢者の医療も支えるなど国民皆保険制度の維持・発展に貢献してきました。今後も社会の変化や新たなニーズに対応し、
制度の支え手となる多様な働き方の加入者を支援することで、社会全体の「ウェルビーイング」(※)に貢献してまいります。
※WHO憲章では、健康の定義のなかで、肉体的、精神的、社会的に完全に良好な状態であることをウェルビーイングと表している。
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健康保険組合連合会(以下、「健保連」)は、これまで、団塊の世代が全て75歳以上となる2025年に向けて、医療保険制
度改革に関する各種の政策提言を行ってきました。この間、ある程度の制度見直しは図られたものの、依然として現役世代に
過重な負担を求める構造に変わりはなく、2025年以降も危機的な状況が続くものと見込まれます。さらに2040年にかけては、
高齢者人口がピークに向かい、少子化により現役世代が減少していくなかで、医療費と現役世代の負担が急激に増大してい
くと見込まれています。これに備え、全世代で支え合う制度へ転換するための改革を急がなければなりません。そうしなければ、
国民の安心の礎である国民皆保険制度を将来世代に引き継ぐことができなくなってしまいます。
こうした危機感のもと、新たな試みとして、昨年来、加入者(国民)の皆さまに向けて医療保険制度の課題等について新聞や
リーフレット、インターネットメディアを通じて広報活動を展開するとともに、加入者(国民)へのアンケートを実施しました。その結
果、高齢者医療への現役世代の負担軽減や保険給付の適正化など健康保険組合が抱える様々な課題への対応を求める声
が多数寄せられました。こうした結果も踏まえて、今般、改めて提言をまとめました。
この提言では、健康保険組合の加入者(国民)の皆さまに国民皆保険制度の恩恵、その危機的状況に対する認識を共有し
ていただくとともに、あわせて、国、医療提供者、事業主のステークホルダーにそれぞれお願いすることを明らかにし、私たち健
康保険組合の取り組みについてまとめました。
私たち健康保険組合は、これまで加入者・事業主との密接な関係を生かし、加入者の健康を守り、医療給付を行うだけでな
く、高齢者の医療も支えるなど国民皆保険制度の維持・発展に貢献してきました。今後も社会の変化や新たなニーズに対応し、
制度の支え手となる多様な働き方の加入者を支援することで、社会全体の「ウェルビーイング」(※)に貢献してまいります。
※WHO憲章では、健康の定義のなかで、肉体的、精神的、社会的に完全に良好な状態であることをウェルビーイングと表している。
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