よむ、つかう、まなぶ。
09 研究振興局主要事項 -令和8年度科学技術関係概算要求- (19 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00003.html |
出典情報 | 令和8年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
感染症有事に備えた治療薬・診断薬の
世界トップレベル研究開発拠点の形成事業
令和8年度要求・要望額
16億円
(新規)
現状・課題
新型コロナウイルスのパンデミックを契機に、「ワクチン開発・生産体制強化戦略」(令和3年6月1日閣議決定)に基づき、ワクチン分野において政府一体となった体
制を強化してきた。一方、感染症有事においては、感染拡大及びそれに伴う経済的損失を最小限に抑えるためのワクチンに加えて、診断薬を用いた感染者の適切な
診断・隔離による医療現場のひっ迫回避や国民の社会経済活動への影響の抑制、治療薬を用いた感染者への迅速な治療を行うための感染症危機対応医薬品
等(Medical Countermeasures:MCM)の国内での確保が極めて重要である。
<政策文書における記載>
2025年1月のIPPS※の報告書や第3期「健康・医療戦略」(令和7年2月18日閣議決定)におい
ても、MCM研究開発の推進と体制構築の必要性が改めて強調されている。
将来の感染症危有事の際に、万全の対策を講じるためには、平時からMCMに関する研究開発を進め
る恒常的な体制の整備が不可欠であるが、現状では我が国においては治療薬・診断薬の研究開発基
盤が脆弱である。よって、ワクチンと同様に治療薬・診断薬においても戦略的かつ迅速に研究開発体制
を構築し、我が国の健康安全保障を強化する必要がある。 ※International Pandemic Preparedness Secretariat
事業内容
事業期間:令和8年度~
【経済財政運営と改革の基本方針2025(令和7年6月13日閣議決定)】
(創薬力の強化とイノベーションの推進)
(略)ワクチン・診断薬・治療薬など感染症危機対応医薬品等の開発戦略の策定・研究開
発を推進する。
【新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2025年改訂版
(令和7年6月13日閣議決定)】
V. 科学技術・イノベーション力の強化
2.基礎研究の成果を国内で産業化するエコシステムの確立
(略)加えて、再生・細胞医療・遺伝子治療、感染症危機対応医薬品等の研究開発や生産
体制の整備等に取り組む。
5. 先端科学技術分野の取組強化とフロンティアの開拓
ワクチン・診断薬・治療薬等のMCM開発戦略の策定や見直しを行い、基礎から実用化までの
一貫した研究開発の支援を通じて、感染症有事に対して平時からの準備を着実に進める。
国産MCMの迅速な実用化を目指し、アカデミアと産業界の戦略的連携の下で研究開発及び人材育成等を推進する拠点の形成を進めるとともに、「ワクチン開発
のための世界トップレベル研究拠点事業」と一体的に推進する。
同拠点は、感染症有事に際しては政府の方針に基づいた治療薬・診断薬の開発に迅速に取り組む。
成果は関係府省施策
及び企業等へ導出
感染症有事に備えた治療薬・診断薬の世界トップレベル研究開発拠点の形成事業
1.治療薬・診断薬の研究開発及び人材育成等
アカデミアが主体となり、基礎研究から非臨床試験終了
段階までを対象とした革新的研究開発等を推進。
国内で相対的に減少傾向にある感染症領域の専門人
材を継続的に育成。
2.感染症有事に対応するための基盤整備
感染症有事に迅速に対応するため、治療薬・診断薬の
シーズ、研究開発データ、検体等を保管する体制の整備
及び製品化を見据えた開発設備・体制の強化を平時か
ら実施。
3.産学連携体制の強化
上市・製品化を見据え平時からの実用化指向の研究
開発体制を構築し、アカデミアと企業の緊密・戦略的な
連携を通じて、感染症危機対応力を強化。
フラッグシップ拠点
ワクチン開発のための
世界トップレベル研究開発拠点の形成事業
企業等 参画
シナジー拠点
導出(●●大学/法人)
参画
参画
参画
導出
導出
導出
一体的
推進
シナジー拠点(千葉大)
拠点長:清野宏
・・・
シナジー拠点(阪大)
拠点長:審良静男
サポート機関
シナジー拠点(長崎大)実中研、NIBN、滋賀医科
大、京大、理研、東大
拠点長:森田公一
(●●大学/法人)
(●●大学/法人)
(●●大学/法人)
・・・
サポート機関 (各拠点の研究を支援する機関)
シナジー拠点(北大)
拠点長:澤洋文
フラッグシップ拠点(東大)
拠点長:河岡義裕
【事業スキーム案】
国
補助金
AMED
委託
大学・
法人等
(担当:研究振興局研究振興戦略官付)
19
世界トップレベル研究開発拠点の形成事業
令和8年度要求・要望額
16億円
(新規)
現状・課題
新型コロナウイルスのパンデミックを契機に、「ワクチン開発・生産体制強化戦略」(令和3年6月1日閣議決定)に基づき、ワクチン分野において政府一体となった体
制を強化してきた。一方、感染症有事においては、感染拡大及びそれに伴う経済的損失を最小限に抑えるためのワクチンに加えて、診断薬を用いた感染者の適切な
診断・隔離による医療現場のひっ迫回避や国民の社会経済活動への影響の抑制、治療薬を用いた感染者への迅速な治療を行うための感染症危機対応医薬品
等(Medical Countermeasures:MCM)の国内での確保が極めて重要である。
<政策文書における記載>
2025年1月のIPPS※の報告書や第3期「健康・医療戦略」(令和7年2月18日閣議決定)におい
ても、MCM研究開発の推進と体制構築の必要性が改めて強調されている。
将来の感染症危有事の際に、万全の対策を講じるためには、平時からMCMに関する研究開発を進め
る恒常的な体制の整備が不可欠であるが、現状では我が国においては治療薬・診断薬の研究開発基
盤が脆弱である。よって、ワクチンと同様に治療薬・診断薬においても戦略的かつ迅速に研究開発体制
を構築し、我が国の健康安全保障を強化する必要がある。 ※International Pandemic Preparedness Secretariat
事業内容
事業期間:令和8年度~
【経済財政運営と改革の基本方針2025(令和7年6月13日閣議決定)】
(創薬力の強化とイノベーションの推進)
(略)ワクチン・診断薬・治療薬など感染症危機対応医薬品等の開発戦略の策定・研究開
発を推進する。
【新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2025年改訂版
(令和7年6月13日閣議決定)】
V. 科学技術・イノベーション力の強化
2.基礎研究の成果を国内で産業化するエコシステムの確立
(略)加えて、再生・細胞医療・遺伝子治療、感染症危機対応医薬品等の研究開発や生産
体制の整備等に取り組む。
5. 先端科学技術分野の取組強化とフロンティアの開拓
ワクチン・診断薬・治療薬等のMCM開発戦略の策定や見直しを行い、基礎から実用化までの
一貫した研究開発の支援を通じて、感染症有事に対して平時からの準備を着実に進める。
国産MCMの迅速な実用化を目指し、アカデミアと産業界の戦略的連携の下で研究開発及び人材育成等を推進する拠点の形成を進めるとともに、「ワクチン開発
のための世界トップレベル研究拠点事業」と一体的に推進する。
同拠点は、感染症有事に際しては政府の方針に基づいた治療薬・診断薬の開発に迅速に取り組む。
成果は関係府省施策
及び企業等へ導出
感染症有事に備えた治療薬・診断薬の世界トップレベル研究開発拠点の形成事業
1.治療薬・診断薬の研究開発及び人材育成等
アカデミアが主体となり、基礎研究から非臨床試験終了
段階までを対象とした革新的研究開発等を推進。
国内で相対的に減少傾向にある感染症領域の専門人
材を継続的に育成。
2.感染症有事に対応するための基盤整備
感染症有事に迅速に対応するため、治療薬・診断薬の
シーズ、研究開発データ、検体等を保管する体制の整備
及び製品化を見据えた開発設備・体制の強化を平時か
ら実施。
3.産学連携体制の強化
上市・製品化を見据え平時からの実用化指向の研究
開発体制を構築し、アカデミアと企業の緊密・戦略的な
連携を通じて、感染症危機対応力を強化。
フラッグシップ拠点
ワクチン開発のための
世界トップレベル研究開発拠点の形成事業
企業等 参画
シナジー拠点
導出(●●大学/法人)
参画
参画
参画
導出
導出
導出
一体的
推進
シナジー拠点(千葉大)
拠点長:清野宏
・・・
シナジー拠点(阪大)
拠点長:審良静男
サポート機関
シナジー拠点(長崎大)実中研、NIBN、滋賀医科
大、京大、理研、東大
拠点長:森田公一
(●●大学/法人)
(●●大学/法人)
(●●大学/法人)
・・・
サポート機関 (各拠点の研究を支援する機関)
シナジー拠点(北大)
拠点長:澤洋文
フラッグシップ拠点(東大)
拠点長:河岡義裕
【事業スキーム案】
国
補助金
AMED
委託
大学・
法人等
(担当:研究振興局研究振興戦略官付)
19