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09 研究振興局主要事項 -令和8年度科学技術関係概算要求- (18 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00003.html
出典情報 令和8年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
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次世代医療実現バイオバンク利活用プログラム
現状・課題

令和8年度要求・要望額

93億円
(新規)

※令和7年度はゲノム医療実現バイオバンク利活用プログラム(B-cure)(43億円)で実施

 世界各国で大規模なバイオバンクの構築が進み、全ゲノム情報に加え、オミックス情報や臨床情報等の収集も加速。バイオバンクの試料・情報から得られた治療標
的に対する創薬研究等も活発化。
 我が国においても、「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2025年改訂版(令和7年6月13日閣議決定)」や「経済財政運営と改革の基本方針2025
(令和7年6月13日閣議決定)」において、「疾患解明や創薬等の利活用に貢献するデータドリブンのオールジャパンのバイオバンク機能の強化」や、「ゲノム情報基
盤の整備や解析結果の利活用を進める」こと等、バイオバンク基盤の強化及びその利活用の推進が重要である旨位置づけられている。
 これらの国内外の動向を踏まえ、世界的なバイオバンクの大規模化に対し、我が国が限られた資源の中で本分野におけるプレゼンスを発揮していくためには、我が国の強
みを生かしたバイオバンクを維持・発展させ、利活用をより一層進めることで、バイオバンクの試料・情報等を利用した複合的なデータ駆動型研究を加速させていく必
要がある。

事業内容

事業実施期間

令和8年度~令和12年度

()内はR7年度予算額

Ⅰ.次世代医療実現推進プラットフォーム 61億円(14億円)

Ⅱ.東北メディカル・メガバンク計画(TMM)

《創薬等出口につなげるデータ駆動型研究開発》

 公募型での研究開発の推進により、創薬等を出口として想定
し、ゲノム・オミックス情報、臨床情報等のバイオバンクの試料
・情報等を利用したデータ駆動型研究を推進するとともに、若
手研究者の裾野拡大を目指す

26億円(22億円)

全ゲノム解析等に係る
事業実施組織との連
携も検討中

《ゲノム研究プラットフォーム利活用システム》
 バイオバンク横断検索システムの構築・運用

《次世代医療実現のための研究基盤の整備》
 データ駆動型研究加速のための情報基盤の強化

《倫理的・法的・社会的課題への対応》

利活用
促進

 世界的にも貴重な家系情報を含む一般住民15万人の
試料・健康情報を保有

TMM

*NC
BN

利活用促進

**

 我が国の強みである三世代コホート基盤の強化・充実、
臨床情報等の充実したリコンタクト可能コホートの構築

Ⅲ.ゲノム研究バイオバンク(BBJ)

6億円(5億円)

**

BBJ

**
全国の他のバイオバンクや、
臨床医、異分野の研究者、
民間企業等と幅広く連携

• 国内バイオバンク・ネットワーク連携を強化し、
オールジャパンでの利活用促進
*NCBN:ナショナルセンターバイオバンクネットワーク(厚生労働省)
• 複合的なデータ駆動型研究を加速
**:全国各地のコホート・バイオバンク(科研費等)

 多様な疾患の生体試料とその解析データ・臨床情
報(27万人、44万症例、51疾患)を有する大規
模バイオバンクを構築
 国内バイオバンク・コホート連携による次世代医療
基盤の強化

基盤
整備

• コホート調査の効率化等の運営費の効率化
を図りつつ、企業等の利活用促進に向けた基
盤強化
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(担当:研究振興局ライフサイエンス課)