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09 研究振興局主要事項 -令和8年度科学技術関係概算要求- (14 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00003.html
出典情報 令和8年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
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AI for Scienceを加速するマテリアル研究開発の変革

令和8年度要求・要望額
65億円
(前年度予算額
50億円)
※運営費交付金中の推計額含む

現状・課題

取組の方向性

• これまで我が国では、マテリアル分野の強みである質の高い実験データ
ベースを生かし、データの創出・蓄積・活用を一体的に推進する「マテリア
ルDXプラットフォーム」を構築してきた。
• 一方、近年のAI等の技術革新を踏まえ、諸外国では、AIやロボティクス
を活用した高速かつ効率的に新材料探索が可能な自動・自律実験へ
の大規模な投資やその他AIを活用したマテリアル研究開発が進められ
ており、資産としての実験データ確保の重要性が一層高まっている。

• 諸外国の後塵を拝さぬよう、我が国の優位性を守り、これまで構築してきたマ
テリアルデータ基盤のポテンシャルを引き出しながら、我が国独自の自動・自
律実験システムを開発・導入し、AI基盤モデル開発へ貢献することが必要。
• また、データやAIを最大限に活用した次世代のデータ駆動型研究の推進
によってマテリアル研究開発の在り方を変革することで、研究開発の質及び
効率の根本的な向上を図りつつ、我が国がマテリアル分野で勝ち続けるため
のマテリアル・イノベーションの創出につなげることが重要。

事業内容

 AI for Scienceの加速に向けて、「マテリアルDXプラットフォーム」のデータ利活用に係る取組を強化し、マテリアル研究開発の在り方を変革することでマテリアル・イ
ノベーションの創出を目指す。具体的には、我が国独自の自動・自律実験システムの開発・導入によってマテリアルデータ基盤を充実・強化し、材料創製の迅速化・高
度化を果たすフラグシップを構築し、AI基盤モデル開発への貢献及びAI等を活用した次世代のデータ駆動型研究手法の確立・普及を図るとともに、産と学の力を結
集させながらAI・データ活用を駆使した研究開発を推進し、我が国がマテリアル分野で勝ち続けるような革新的なマテリアルの創出に挑戦する。

MatAIラボ

AI・データ駆動ラボによるマテリアル革新イニシアティブ(MatAIラボ)

革新材料の創出
データをつかう
データ創出・活用型マテリアル
研究開発プロジェクト
AI

自動・自律

計測

産学の力を
結集

合成

データをあつめる
マテリアル先端
リサーチインフラ

データをためる
物質・材料研究機構
(NIMS)データ中核拠点

マテリアルDXプラットフォーム

 従来の試行・経験型の研究開発にAI・データ活用によるデータ駆動型研究を取り入
れた次世代の研究手法を開発・普及し、マテリアル研究開発の在り方の変革を目指す。
 令和8年度からは、我が国独自の自動・自律実験システムを開発・導入するとともに、
シミュレーション技術と掛け合わせることで、材料探索から機能設計・材料創製までを高
速化・高度化させ、社会実装に向けた材料・素材の研究生産性を飛躍的に高めるフラ
グシップを構築するなどマテリアルDXプラットフォームを強化し、マテリアル分野のAI基盤
モデル開発に貢献する。
 また、マテリアル・イノベーションの創出に向けて産と学の力を結集させる取組を推進し、
強化されたプラットフォームを活用することで、革新的なマテリアルの創出に挑む。
 データ創出・活用型マテリアル研究開発プロジェクト(DxMT)
 NIMSにおけるデータ駆動型研究の推進
(担当:研究振興局参事官(ナノテクノロジー・物質・材料担当)付) 14