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09 研究振興局主要事項 -令和8年度科学技術関係概算要求- (12 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00003.html |
出典情報 | 令和8年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》 |
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AI等の活用を推進する研究データエコシステム構築事業 令和8年度要求・要望額
(前年度予算額
12億円
11億円)
背景・課題
○ ポストコロナの原動力として「デジタル」「AI」が最重要視され、データ駆動型研究やAI等の活用による大量の研究データ分析が世界的に進展している中、大規模かつ高品質
なデータの利活用の推進を、様々な分野・機関を超えて進めていくことが鍵。
○ 我が国でもオープン・アンド・クローズ戦略に基づき全国の研究者が、分野を問わず必要な研究データを互いに利活用することで、優れた研究成果とイノベーションを創出して
いく環境の整備が急務。
○ 一部の競争的研究費において、令和7年度新規公募分から、学術論文及び根拠データについて、学術雑誌への掲載後、即時に機関リポジトリ等の情報基盤への掲
載が求められており、研究データ基盤の重要性は増大。
本事業で解決する課題
様々な研究データの利活用が、研究者の負担なく円滑に促進されるよう、
研究データ基盤の高度化(他機関連携も含む)を進める。
適切な研究データの管理・公開、分野・機関横断的な検索といった研究
データ管理・利活用が持続的に行われる仕組みを構築。
各研究機関が、オープンサイエンス・オープンアクセスの世界的な潮流に
対応していくための体制整備にも貢献。
必要な取組
【学術論文等の即時オープンアクセスの実現に向けた基本方針】 (令和6年2月16日統合イノベーション戦略推進会議決定)
(1) 公的資金による学術論文等の即時オープンアクセスの実施
• 公的資金のうち2025年度から新たに公募を行う即時オープンアクセスの対象となる競争的研究費を受給する者(法人を含む)
に対し、該当する競争的研究費による学術論文及び根拠データの学術雑誌への掲載後、即時に機関リポジトリ等の情報基盤へ
の掲載を義務づける。
(4) 研究成果発信のためのプラットフォームの整備・充実
•
研究成果を誰もが自由に利活用可能とするための発信手段として、研究データ基盤システム (NII Research Data Cloud)、
その他のプレプリント、学術論文等の研究成果を管理・利活用をするためのプラットフォームの整備・充実に対する支援を行う。
【G7ボローニャ科学技術大臣会合 共同声明】(令和6年7月9日-11日開催)
• 公的資金による学術出版物及び科学データへのオープンで公共的なアクセスを含む、科学的知識及び適切な研究成果の公平か
つ責任ある普及を通じてオープン・サイエンスを拡大するため、G7メンバー間及び国際的な科学コミュニティ全体の協力を促進する。
(事業期間:令和4年度~令和8年度)
① 全国的な研究データ基盤(NII RDC※) の高度化
• 様々な分野・機関を超えた研究データの管理・利活用を行う研究データエコシステムを構築するた
めに、本事業で実施したNII RDCの高度化及び研究現場へのプロトタイプ実装により抽出された
ユーザー目線での課題等を踏まえ、更なる高度化を実施。
※NII RDC(Research Data Cloud):研究データサイクルを支える3つのシステムにより構成
管理基盤(GakuNin RDM)、公開基盤(JAIRO Cloud)、検索基盤(CiNii Research)
② 研究データ基盤の活用のための環境整備
• 全国の研究者が研究データ基盤を活用するために、統一的な基準でデータ管理できるよう国際
動向を踏まえ整備した機械可読データの統一的な記述ルールやデータ管理・公開ガイドライン整
備、データマネジメント人材育成支援、各機関の研究データ基盤との連携の実装・普及等を実施。
③ オープンアクセスの推進に向けた機能強化等
• オープンサイエンスの推進に向けて、即時オープンアクセスで顕在化した課題の調査等を実施。
④ AI for Scienceを支える情報基盤の高度化等(新規)
• AI for Scienceやオープンサイエンス等の潮流を踏まえた、AI時代に求められる情報基盤の高
度化に係る調査等を実施。
【事業スキーム】
企業 個人
文部科学省
補助金
中核機関群
外部からの
アクセス
検索・利用
全国的な研究データ基盤
■中核機関
(NII RDC)
※研究データ基盤の高度化
情報・システム研究機構
国立情報学研究所(NII)
管理・保存
公開・蓄積
■共同実施機関
※基盤活用に係る環境整備
・理化学研究所
・東京大学
・名古屋大学
・大阪大学
マテリアル
ライフ
サイエンス
重要分野等のデータプラットフォーム
との連携を推進
(担当:研究振興局参事官(情報担当)付)
12
(前年度予算額
12億円
11億円)
背景・課題
○ ポストコロナの原動力として「デジタル」「AI」が最重要視され、データ駆動型研究やAI等の活用による大量の研究データ分析が世界的に進展している中、大規模かつ高品質
なデータの利活用の推進を、様々な分野・機関を超えて進めていくことが鍵。
○ 我が国でもオープン・アンド・クローズ戦略に基づき全国の研究者が、分野を問わず必要な研究データを互いに利活用することで、優れた研究成果とイノベーションを創出して
いく環境の整備が急務。
○ 一部の競争的研究費において、令和7年度新規公募分から、学術論文及び根拠データについて、学術雑誌への掲載後、即時に機関リポジトリ等の情報基盤への掲
載が求められており、研究データ基盤の重要性は増大。
本事業で解決する課題
様々な研究データの利活用が、研究者の負担なく円滑に促進されるよう、
研究データ基盤の高度化(他機関連携も含む)を進める。
適切な研究データの管理・公開、分野・機関横断的な検索といった研究
データ管理・利活用が持続的に行われる仕組みを構築。
各研究機関が、オープンサイエンス・オープンアクセスの世界的な潮流に
対応していくための体制整備にも貢献。
必要な取組
【学術論文等の即時オープンアクセスの実現に向けた基本方針】 (令和6年2月16日統合イノベーション戦略推進会議決定)
(1) 公的資金による学術論文等の即時オープンアクセスの実施
• 公的資金のうち2025年度から新たに公募を行う即時オープンアクセスの対象となる競争的研究費を受給する者(法人を含む)
に対し、該当する競争的研究費による学術論文及び根拠データの学術雑誌への掲載後、即時に機関リポジトリ等の情報基盤へ
の掲載を義務づける。
(4) 研究成果発信のためのプラットフォームの整備・充実
•
研究成果を誰もが自由に利活用可能とするための発信手段として、研究データ基盤システム (NII Research Data Cloud)、
その他のプレプリント、学術論文等の研究成果を管理・利活用をするためのプラットフォームの整備・充実に対する支援を行う。
【G7ボローニャ科学技術大臣会合 共同声明】(令和6年7月9日-11日開催)
• 公的資金による学術出版物及び科学データへのオープンで公共的なアクセスを含む、科学的知識及び適切な研究成果の公平か
つ責任ある普及を通じてオープン・サイエンスを拡大するため、G7メンバー間及び国際的な科学コミュニティ全体の協力を促進する。
(事業期間:令和4年度~令和8年度)
① 全国的な研究データ基盤(NII RDC※) の高度化
• 様々な分野・機関を超えた研究データの管理・利活用を行う研究データエコシステムを構築するた
めに、本事業で実施したNII RDCの高度化及び研究現場へのプロトタイプ実装により抽出された
ユーザー目線での課題等を踏まえ、更なる高度化を実施。
※NII RDC(Research Data Cloud):研究データサイクルを支える3つのシステムにより構成
管理基盤(GakuNin RDM)、公開基盤(JAIRO Cloud)、検索基盤(CiNii Research)
② 研究データ基盤の活用のための環境整備
• 全国の研究者が研究データ基盤を活用するために、統一的な基準でデータ管理できるよう国際
動向を踏まえ整備した機械可読データの統一的な記述ルールやデータ管理・公開ガイドライン整
備、データマネジメント人材育成支援、各機関の研究データ基盤との連携の実装・普及等を実施。
③ オープンアクセスの推進に向けた機能強化等
• オープンサイエンスの推進に向けて、即時オープンアクセスで顕在化した課題の調査等を実施。
④ AI for Scienceを支える情報基盤の高度化等(新規)
• AI for Scienceやオープンサイエンス等の潮流を踏まえた、AI時代に求められる情報基盤の高
度化に係る調査等を実施。
【事業スキーム】
企業 個人
文部科学省
補助金
中核機関群
外部からの
アクセス
検索・利用
全国的な研究データ基盤
■中核機関
(NII RDC)
※研究データ基盤の高度化
情報・システム研究機構
国立情報学研究所(NII)
管理・保存
公開・蓄積
■共同実施機関
※基盤活用に係る環境整備
・理化学研究所
・東京大学
・名古屋大学
・大阪大学
マテリアル
ライフ
サイエンス
重要分野等のデータプラットフォーム
との連携を推進
(担当:研究振興局参事官(情報担当)付)
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