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薬剤業務向上加算にかかる出向研修モデル作成の手引き(ver 1.0) (15 ページ)

公開元URL https://www.jshp.or.jp/content/2025/0703-1.html
出典情報 薬剤業務向上加算にかかる出向研修モデル作成の手引き(ver 1.0)の公表について(7/3)《日本病院薬剤師会》
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4.加算算定までの流れ(モデルケース)
□ 1.卒直後の研修プログラムの整備
自施設の薬剤師の育成の方向性と目指す姿のイメージを部内で共有して、出向研修の意義を確認
するとともに部内ニーズを把握しておく
□ 2.各都道府県の医療計画の確認
医療計画を熟読し、地域の現状と課題についての行政側の現状認識と対応策を確認する
□ 3.地域の薬剤師の偏在状況の確認
課題の現状認識や課題解決の方向性について都道府県病薬や薬務主管課と意見交換する
□ 4.各都道府県の医療計画の薬剤師確保計画の中で、自施設の育成計画の位置付けを明確化する
必要に応じて研修プログラムの見直しを行い自施設 WEB サイト等に公開する
この時点で、院内の関係部署と手続き等について確認し、院内規程の整備、委員会の設置などの
準備を始める
□ 5.出向先候補施設の状況確認
行政と意見交換しつつ、研修内容、期間、時期、処遇等について整理する
□ 6.研修計画書案の作成
都道府県の薬務主管課、都道府県病薬、出向先施設と自施設の担当部署等と協議し、必要に応じ
て合意事項について文書化する
□ 7.施設基準に係る届け出
別添 7 の様式 40 の 4 の 2 を用いる
施設基準の届け出は、基準に基づき当該保険医療機関において具体的な計画が策定された時点で
行うことができる
□ 8.出向候補者の選定
研修プログラムの育成の方向性、目指す姿と出向者のモチベーション、出向先の状況、出向によ
って得られる効果等を総合的に勘案して決定する
□ 9.出向者のプレ評価
出向研修の成果を示すエビデンス構築のため、出向評価票(B 票)を用いてプレ評価を行う
□ 10.出向
出向中も関係者で互いの連絡を密にとり進捗状況を確認し、適宜、出向者にフィードバックを行
うとともに自施設の薬剤業務や、研修プログラムの向上に反映させる
症例カンファレンスや定期報告などを通じて課題や解決策を共有することは極めて効果的である
□ 11.加算算定
現に出向を開始した月から算定を開始する
□ 12.出向後
出向者のポスト評価を行う(A票、B票を参照)
出向後のアセスメントを踏まえて、PDCA サイクルを回す

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