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資料1:武藤香織委員発表資料 (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59105.html
出典情報 生命科学・医学系研究等における個人情報の取扱い等に関する合同会議(第11回 6/25)《厚生労働省》
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主な国・地域での取り組みの特徴
◼ EU:行政、研究機関、企業、患者団体等が協力して、患者・市民参画の普及・人材育成
⚫ IHI (Innovative Health Initiative, 旧称 Innovative Medicine Initiative)
➢ 2008年に欧州連合(EU)と欧州の製薬業界との官民パートナーシップ(PPP)として発足。2021年、欧州委員会は、
革新的な健康イニシアチブ(IHI)創設の提案を発表。2023年にIHI Patient Poolが設置され、25か国から120名(う
ち患者87名)が登録されている。[https://www.ihi.europa.eu/]
⚫ EUPATI (European Patients‘ Academy on Therapeutic Innovation)
➢ 2012年に開始された、多様な利害関係者が参加するコンソーシアムが運営する官民連携プロジェクト。当初は、
旧IMIの事業だったが、欧州患者フォーラム(European Patient’s Forum)が管理した後、2020年より非営利法人と
して独立。2015年からThe Patient Expert Training Programmeが運営され、第8期までに415名以上を育成。
[https://eupati.eu/about-us/]
⚫ PFMD (Patient Focused Medicines Development)
➢ 2015年に開始された、多様なステークホルダーが参加する連合体。目的は、医薬品や医療機器のライフサイクル
(研究・開発・上市後含む)全体にわたり、患者中心の設計を標準化・体系化し、実務として定着させること。2018
年に患者参画の質を担保する7つの品質基準を定義したガイダンスを公開 [https://patientfocusedmedicine.org/]

◼ 韓国:統一された推進方策はないが、日本では行われていない取り組みを推進
①2016年~ 疾病管理庁が感染症対策での市民とのコミュニケーションを改善するために「国民疎通団」を発足
②2018年~ 韓国保健医療研究院(NECA)が、医療技術評価(health technology assessment)に市民の声を反映するため
に「医療技術評価国民参加団」を発足

③2019年~ 患者中心の医療技術最適研究事業(PACEN)の実施
第4回生命科学・医学系研究等における個人情報の取扱い等に関する合同会議 ©Kaori MUTO, 2025. All rights reserved.

研究代表者:武藤香織(東京大学) 分担研究者:東島 仁(千葉大学)
研究協力者:洪 賢秀(一般社団法人ベーシック研究所)、渡部沙織(東京大学)

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