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資料1:武藤香織委員発表資料 (18 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59105.html |
出典情報 | 生命科学・医学系研究等における個人情報の取扱い等に関する合同会議(第11回 6/25)《厚生労働省》 |
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PPI活動経験者への調査と動画製作
⚫結果と考察
PPI仲介者が患者・市民と研究者との間で調整を行い、両者をつなぐ役割を果たしていた
• 研究者が作成したセミナー資料への助言、患者・市民と研究者の意見とのすり合わせ、意見交換の場の設定や運営など
• 求められるスキルとして、円滑なコミュニケーション・対話を促せることや、自分の意見を前面に押し出さず患者・市
民―研究者間の意見調整に注力できることなどが挙げられた
PPIに協力することの価値を何に見出すかは人により様々であった
• 知識を得たり研究者を含む他者と議論したりすること、協力者間の交流など
• PPIへの動機付けが主体的であることを確保した上で、情報提供などの事前準備が必要である
• 研究者側が想定していなかった方向に議論が進んだとしても、そこから得られるものに目を向ける意義がある
研究者がPPIを主導することが必要
• 患者・市民と協働することでよい研究ができる、協働自体にメリットがあることを認識した
• 他方で、患者・市民が受け身になっていないか、負担への配慮は必要である
• 一定の準備は必要であるもののまず「やってみる」ことで多くのことが見えてくるのではないか
1. 研究者は、PPI活動の企画運営・研究にどう活かすかを主導・判断するとともに、仲介者や患者・市民協力者からの
フィードバックによる改善も重視することで、円滑な運営が可能になる
2. PPI協力者は、目的によって事前知識・学習が必要だが、生命科学・医学系研究の専門家である必要はない
3. PPI仲介者には、経験知の共有を中核とした研修を提供することで、役割の理解・スキル向上につながる可能性あり
第4回生命科学・医学系研究等における個人情報の取扱い等に関する合同会議 ©Kaori MUTO, 2025. All rights reserved.
分担研究者:中田はる佳(神奈川県立保健福祉大学)
研究協力者:河田純一(東京大学)、渡部沙織(東京大学)
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⚫結果と考察
PPI仲介者が患者・市民と研究者との間で調整を行い、両者をつなぐ役割を果たしていた
• 研究者が作成したセミナー資料への助言、患者・市民と研究者の意見とのすり合わせ、意見交換の場の設定や運営など
• 求められるスキルとして、円滑なコミュニケーション・対話を促せることや、自分の意見を前面に押し出さず患者・市
民―研究者間の意見調整に注力できることなどが挙げられた
PPIに協力することの価値を何に見出すかは人により様々であった
• 知識を得たり研究者を含む他者と議論したりすること、協力者間の交流など
• PPIへの動機付けが主体的であることを確保した上で、情報提供などの事前準備が必要である
• 研究者側が想定していなかった方向に議論が進んだとしても、そこから得られるものに目を向ける意義がある
研究者がPPIを主導することが必要
• 患者・市民と協働することでよい研究ができる、協働自体にメリットがあることを認識した
• 他方で、患者・市民が受け身になっていないか、負担への配慮は必要である
• 一定の準備は必要であるもののまず「やってみる」ことで多くのことが見えてくるのではないか
1. 研究者は、PPI活動の企画運営・研究にどう活かすかを主導・判断するとともに、仲介者や患者・市民協力者からの
フィードバックによる改善も重視することで、円滑な運営が可能になる
2. PPI協力者は、目的によって事前知識・学習が必要だが、生命科学・医学系研究の専門家である必要はない
3. PPI仲介者には、経験知の共有を中核とした研修を提供することで、役割の理解・スキル向上につながる可能性あり
第4回生命科学・医学系研究等における個人情報の取扱い等に関する合同会議 ©Kaori MUTO, 2025. All rights reserved.
分担研究者:中田はる佳(神奈川県立保健福祉大学)
研究協力者:河田純一(東京大学)、渡部沙織(東京大学)
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