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資料1:武藤香織委員発表資料 (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59105.html
出典情報 生命科学・医学系研究等における個人情報の取扱い等に関する合同会議(第11回 6/25)《厚生労働省》
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ゲノム医療研究等に関連したPPI活動のレビュー
結果② 参画形態の類型
活動型

ボード設置型
設置主体が
研究機関等の組織

個別募集型
設置主体が
研究プロジェクト

概要

特定のPPI活動に限定せず、関心ある協力者をプールしたのちに個別のPPI活動を展開
し、プールした集団(=ボード)に参加してもらう

内容が定まっている個別のPPI活動に
対し協力者を募集する

利点

• 組織内にPPIを担う部署・担当者がある
(協力者と研究者の仲介・調整)
• 所属研究者がPPIに取組みやすい
(個々の実施研究者の負担少)
• 持続可能性が高い
• PPI協力者、研究者双方の前提・認識を調
整しやすい

• 期間中は計画的・継続的に実施可能
→複数回、様々な研究段階・タイプのPPI
活動への協力が可能
• PPI協力者と研究者の関係性が築きや
すい
• 予算次第で専従者・仲介者を雇用可能
• 成果が報告されやすい

• 小規模であれば実施コストは小さめ
• 短期間で終えられるような比較的軽
いタスクでの気軽な実践も可能(例:
説明同意文書や動画への意見陳述な
ど)

実践上の課題

• 組織上層部の理解と支援が不可欠
• 運営コストが大きい
• 専従的な人員が必要
• 予算・幹部の変更等、組織全体の影響を受
けやすい

• 募集や協力者とのやりとりを含む運営
など実施研究者の労が大
• 運営コストが大きい
• 時間的制約がある(PJの期限)
• 予算・担当者の変更等、PJ全体の影響
を受けやすい

• 募集や協力者とのやりとりを含む運
営など実施研究者の労が大(対象者
を探すところから)
• 実施レベル(事前学習やフィードバッ
クまで含むような内容か)は研究者や
予算次第
• PPI協力者の搾取にならないように
注意が必要



患者・市民パネル(国立がん研究センター)

AIDEプロジェクト(大阪大学)
全ゲノム解析等実行計画のボード会議・
PPI協力者(事業実施組織準備室)

全ゲノム解析等実行計画の説明同意文
書の査読など(東京大学、国立がん研究
センター)

第4回生命科学・医学系研究等における個人情報の取扱い等に関する合同会議 ©Kaori MUTO, 2025. All rights reserved.

分担研究者:高島 響子(国立健康危機管理研究機構)

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