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「看護の将来ビジョン2040 ~いのち・暮らし・尊厳を まもり支える看護~」 (16 ページ)
出典
公開元URL | https://www.nurse.or.jp/home/about/vision/ |
出典情報 | 看護の将来ビジョン2040(6/12)《日本看護協会》 |
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3.
看護職が活躍する基盤となるもの
人々がいきいきと健康に暮らしていくことのできる社会の実現には、人口が減少する中で、看護職が
生涯を通じてさまざまな場で力を発揮していくことが欠かせない。そのためには、まずより健康で安全
に充実感をもって働ける、看護職自身のウェルビーイング x が重要である。その環境づくりのために、
働き方に関する従来からの考えや枠組みを大胆に変えていく。看護の資格は、個人だけではなく社会に
とっても貴重な財産であることから、生涯学習を通じた資質の向上とともに、主体的なキャリア形成を
推進する。2040年に向けては、安全・安心で持続可能な働き方を看護職が率先して改革し、社会全体
をリードしていく。
1)看護職一人ひとりのウェルビーイングの重視
⃝人々がいきいきと健康に暮らしていくことのできる社会の実現には、公共性の高い専門職である看
護職が、社会において十分にその力を発揮できることが重要となる。そしてそのためには、まずは
看護職自身が日々の看護実践にやりがいを実感し、心身ともに充実して働ける環境にあることが大
前提となる。そのような環境づくりを、多様な観点から推進していく。
⃝看護職も生活者であり、その個人としての生活や心身の健康が成り立ってこそ、働き続けることが
でき、専門性の持続的な向上が可能となる。看護職の「ワーク・ライフ・バランス」実現のさらな
る推進とともに、あらゆる場において看護職一人ひとりが身体的にも精神的にも社会的にも満たさ
れた状態で過ごせることへの職場風土の醸成、国民における社会的理解の浸透をはかり、その実現
を目指していく。
2)自己研鑽と主体的なキャリア形成の推進
⃝看護職は、基礎教育課程を通して職能としての特性や価値観を形成し、社会の多様な場で活動しな
がら生涯にわたり自己研鑚を重ね、能力を高め続ける専門職である。専門職としての自律のもと、
各自の望むキャリアを積み上げていくことができるよう、自己研鑽とキャリア形成に資する環境を
整備する。キャリア中断をしても、高年齢になっても、または実践の領域が変わっても、自身の専
門職としての自覚と意欲に応じて様々な場でその力を発揮し続けられるよう、キャリア形成の基盤
となるポータルサイト(NuPS:ナップス y )の活用とともにその環境づくりを推進する。
⃝今後、医療提供の場は在宅領域にさらに広がることから、地域において看護職には、看護ケアの提
供に留まらない、多職種や多機関間におけるコーディネートの役割が期待される。在宅領域での活
躍を考えている看護職には、地域のニーズに適した研修の提供や就業先の紹介などきめ細やかな支
援を行う。
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看護職が活躍する基盤となるもの
人々がいきいきと健康に暮らしていくことのできる社会の実現には、人口が減少する中で、看護職が
生涯を通じてさまざまな場で力を発揮していくことが欠かせない。そのためには、まずより健康で安全
に充実感をもって働ける、看護職自身のウェルビーイング x が重要である。その環境づくりのために、
働き方に関する従来からの考えや枠組みを大胆に変えていく。看護の資格は、個人だけではなく社会に
とっても貴重な財産であることから、生涯学習を通じた資質の向上とともに、主体的なキャリア形成を
推進する。2040年に向けては、安全・安心で持続可能な働き方を看護職が率先して改革し、社会全体
をリードしていく。
1)看護職一人ひとりのウェルビーイングの重視
⃝人々がいきいきと健康に暮らしていくことのできる社会の実現には、公共性の高い専門職である看
護職が、社会において十分にその力を発揮できることが重要となる。そしてそのためには、まずは
看護職自身が日々の看護実践にやりがいを実感し、心身ともに充実して働ける環境にあることが大
前提となる。そのような環境づくりを、多様な観点から推進していく。
⃝看護職も生活者であり、その個人としての生活や心身の健康が成り立ってこそ、働き続けることが
でき、専門性の持続的な向上が可能となる。看護職の「ワーク・ライフ・バランス」実現のさらな
る推進とともに、あらゆる場において看護職一人ひとりが身体的にも精神的にも社会的にも満たさ
れた状態で過ごせることへの職場風土の醸成、国民における社会的理解の浸透をはかり、その実現
を目指していく。
2)自己研鑽と主体的なキャリア形成の推進
⃝看護職は、基礎教育課程を通して職能としての特性や価値観を形成し、社会の多様な場で活動しな
がら生涯にわたり自己研鑚を重ね、能力を高め続ける専門職である。専門職としての自律のもと、
各自の望むキャリアを積み上げていくことができるよう、自己研鑽とキャリア形成に資する環境を
整備する。キャリア中断をしても、高年齢になっても、または実践の領域が変わっても、自身の専
門職としての自覚と意欲に応じて様々な場でその力を発揮し続けられるよう、キャリア形成の基盤
となるポータルサイト(NuPS:ナップス y )の活用とともにその環境づくりを推進する。
⃝今後、医療提供の場は在宅領域にさらに広がることから、地域において看護職には、看護ケアの提
供に留まらない、多職種や多機関間におけるコーディネートの役割が期待される。在宅領域での活
躍を考えている看護職には、地域のニーズに適した研修の提供や就業先の紹介などきめ細やかな支
援を行う。
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