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働く女性の更年期症状に影響を及ぼす因子の解明に向けて:インターネットパネルに基づく分析 (13 ページ)
出典
公開元URL | https://www.esri.cao.go.jp/jp/esri/archive/e_dis/2025/e_dis401.html |
出典情報 | 働く女性の更年期症状に影響を及ぼす因子の解明に向けて:インターネットパネルに基づく分析(6/9)《内閣府》 |
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ESRI Discussion Paper Series No.401
「働く女性の更年期症状に影響を及ぼす因子の解明に向けて:インターネットパネルに基づく分析」
既往歴ありが 729 名(26.7%)であった。社会生活に関しては、婚姻状況について既婚が
1,117 名(40.9%)
、独身が 1,614 名(59.1%)
、こどもの有無について、こどものいる者
が 1,124 名(41.2%)
、いない者が 1,607 名(58.8%)、世帯年収について、600 万円未満
が 1,562 名(57.2%)
、600 万円以上が 1,169 名(42.8%)
、世帯収入の主たる稼ぎ手につ
いて、回答者自身が 1,524 名(55.8%)、回答者(自身)以外が 1,207 名(44.2%)
、最終
学歴については、大学・大学院が 931 名(34.1%)
、短期大学が 1,018 名(37.3%)、高校・
中学・小学校が 782 名(28.6%)であった。労働関係については、雇用形態別に正社員が
1,870 名(68.5%)
、契約社員等が 603 名(22.1%)
、自営等が 258 名(9.5%)であり、
従事する産業について、
第1・2次産業が 638 名
(23.4%)
、第 3 次産業が 2,093 名
(76.6%)
であった。週の労働時間について 37 時間未満は 643 名(23.5%)
、37 時間以上 44 時間
未満は 1,316 名(48.2%)
、44 時間以上は 772 名(28.3%)
、 1 日の立ち時間について5
時間未満は 1,940 名(71.0%)
、5 時間以上は 791 名(29.0%)、1日に 5kg 以上の重量物
の持ち上げの有無について、ない者が 1,957 名(71.7%)
、ある者が 774 名(28.3%)
、月
1回以上の深夜勤務の有無について、
ない者が 2,469 名
(90.4%)、
ある者が 262 名
(9.6%)
であった。
SMI が 26 点以上の中等症~重症群のリスク比増加に関連が認められた因子は、BMI が
25 以上で肥満度レベルが過体重~肥満であること(OR 1.440, 95%CI:1.137-1.823)
、月
経について周期に乱れがある状態(OR 1.583, 95%CI: 1.294-1.937)あるいは月経がない
(閉経)状態 (OR 1.596, 95%CI:1.266-2.010)
、婦人科疾患の既往歴を有すること(OR
1.709, 95%CI:1.429-2.043)、5kg 以上の重量物の持ち上げが1日1回以上ある労働環境
(OR 1.716, 95%CI:1.423-2.070)
、月1回以上の深夜勤務(OR 1.457, 95%CI: 1.103-1.925)
であった。
<第1表>
市販薬を含む更年期症状に対する医薬品等を使用する者は 2,731 名中 530 名(19.4%)
であった。医薬品等の使用群(n=530)と不使用群(n=2,201)で SMI の分布を比較すると、
、不使
26 点以上の中等症~重症の者が医薬品等の使用群では 530 名中 274 名(51.7%)
用群では 2,201 名中 819 名(37.2%)であった。使用群の方が中等症~重症の者の割合が
大きく、中央値についても使用群が 27 点、不使用群が 17 点であった(第2表)
。使用群
が不使用群に比べ相対的に SMI が高く症状が重い傾向にあった。
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「働く女性の更年期症状に影響を及ぼす因子の解明に向けて:インターネットパネルに基づく分析」
既往歴ありが 729 名(26.7%)であった。社会生活に関しては、婚姻状況について既婚が
1,117 名(40.9%)
、独身が 1,614 名(59.1%)
、こどもの有無について、こどものいる者
が 1,124 名(41.2%)
、いない者が 1,607 名(58.8%)、世帯年収について、600 万円未満
が 1,562 名(57.2%)
、600 万円以上が 1,169 名(42.8%)
、世帯収入の主たる稼ぎ手につ
いて、回答者自身が 1,524 名(55.8%)、回答者(自身)以外が 1,207 名(44.2%)
、最終
学歴については、大学・大学院が 931 名(34.1%)
、短期大学が 1,018 名(37.3%)、高校・
中学・小学校が 782 名(28.6%)であった。労働関係については、雇用形態別に正社員が
1,870 名(68.5%)
、契約社員等が 603 名(22.1%)
、自営等が 258 名(9.5%)であり、
従事する産業について、
第1・2次産業が 638 名
(23.4%)
、第 3 次産業が 2,093 名
(76.6%)
であった。週の労働時間について 37 時間未満は 643 名(23.5%)
、37 時間以上 44 時間
未満は 1,316 名(48.2%)
、44 時間以上は 772 名(28.3%)
、 1 日の立ち時間について5
時間未満は 1,940 名(71.0%)
、5 時間以上は 791 名(29.0%)、1日に 5kg 以上の重量物
の持ち上げの有無について、ない者が 1,957 名(71.7%)
、ある者が 774 名(28.3%)
、月
1回以上の深夜勤務の有無について、
ない者が 2,469 名
(90.4%)、
ある者が 262 名
(9.6%)
であった。
SMI が 26 点以上の中等症~重症群のリスク比増加に関連が認められた因子は、BMI が
25 以上で肥満度レベルが過体重~肥満であること(OR 1.440, 95%CI:1.137-1.823)
、月
経について周期に乱れがある状態(OR 1.583, 95%CI: 1.294-1.937)あるいは月経がない
(閉経)状態 (OR 1.596, 95%CI:1.266-2.010)
、婦人科疾患の既往歴を有すること(OR
1.709, 95%CI:1.429-2.043)、5kg 以上の重量物の持ち上げが1日1回以上ある労働環境
(OR 1.716, 95%CI:1.423-2.070)
、月1回以上の深夜勤務(OR 1.457, 95%CI: 1.103-1.925)
であった。
<第1表>
市販薬を含む更年期症状に対する医薬品等を使用する者は 2,731 名中 530 名(19.4%)
であった。医薬品等の使用群(n=530)と不使用群(n=2,201)で SMI の分布を比較すると、
、不使
26 点以上の中等症~重症の者が医薬品等の使用群では 530 名中 274 名(51.7%)
用群では 2,201 名中 819 名(37.2%)であった。使用群の方が中等症~重症の者の割合が
大きく、中央値についても使用群が 27 点、不使用群が 17 点であった(第2表)
。使用群
が不使用群に比べ相対的に SMI が高く症状が重い傾向にあった。
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