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1 先進医療Aに係る新規技術の科学的評価等について(別紙1)[3.0MB] (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00106.html
出典情報 先進医療会議(第144回 6/5)《厚生労働省》
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(5)がんゲノム情報レポジトリー臨床情報収集項目一覧表に則った臨床情報等の提出について
・本要件を含めない理由について。
・本要件がないと、、C-CATに登録される情報が不完全となることは想定されるか。
【回答】
(5)がんゲノム情報レポジトリー臨床情報収集項目一覧表に則った臨床情報等の提出を含めないこ
とについて、C-CATの臨床情報収集項目は、「がんゲノム情報レポジトリー臨床情報収集項目一覧表」
の項目であることから、既に要件としている「がんゲノムプロファイルの解析により得られた遺伝子のシ
ークエンスデータ(FASTQ又はBAM)、解析データ(VCF、XML又はYAML)及び臨床情報等について
は、患者の同意に基づき、医療機関又は検査会社等からがんゲノム情報管理センター(C-CAT)に全
例を提出すること。なお、提出に当たっては、C-CAT検査データ転送システム利用規約を遵守し、当該
技術を特定するために、C-CATへの登録時に「検体情報画面」において、「保険外併用療養」を選択し、
「試験番号」の項目に「NCCA01」を記載すること。」を設定することで本条件は満たされるため、重複した
要件は不要と考え含めておりません。また、、C-CATへの登録を別途規定しているため、本要件がな
いことで、C-CATへ登録される情報が不完全となることは想定しておりません。

(6)(8)エキスパートパネルの実施 について
・本要件を含めない理由について。
・エキスパートパネルの実施が必須でなくなるところ、本技術の安全性・有効性等の担保の方策につい
て。
・エキスパートパネルの実施の有無で得られる結果(治療到達率等)は臨床上変わりうるか。
・エキスパートパネルを実施しない群と実施する群が、C-CATに登録されるのか。
・両群登録される場合、C-CAT上で、エキスパートパネルの実施の有無は確認可能か。
・本要件を含めない場合、将来の保険導入の議論に資する有効性等のデータが収集可能か。
【回答】
がんゲノム医療中核拠点病院等連絡会議下の EP ワーキンググループが 2024 年 11 月 22 日から 12
月 20 日にかけて実施した「エキスパートパネルの改善を目指したアンケート」(※)は、持ち回り協議制
度の導入後に行われたものでしたが、それにもかかわらず、中核拠点病院の 62%、拠点病院の 34%が、
エキスパートパネルの実施件数の多さにより業務負担を感じていると回答しており、エキスパートパネル
の運用に関して依然として高い負荷が存在しています。加えて、大多数の施設が、エキスパートパネル
を省略できる症例が存在すると認識しており、今後はエキスパートパネル省略の可能性について、具体
的な検討を進めていく必要があると考えられています。
本技術の実施にあたっては(8)の通知で規定された、全構成員がリアルタイム参加/一部の限定され
た結果に関する構成員全員一致の持ち回り協議ではなく、保険診療のエキスパートパネルで十分な知
識および経験を有する本技術の評価担当者の解釈と担当医による患者説明を行うことを想定していま
す。(8)の通知に基づくエキスパートパネルは行いませんが、保険診療のエキスパートパネルにおける
十分な知識および経験を有する者により評価を行うことを考えているため、(6)の要件に準じた下記の
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