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○歯科医療(その3)について 総ー4 (100 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00232.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第573回 12/15)《厚生労働省》
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舌接触補助床について
○ 摂食・嚥下機能の改善を目的に舌接触状態等を変化させることを目的として口腔内に装着する装置は、
「舌接触補助床」として評価されているが、算定状況は低調である。
○ 一方で、舌の筋力や運動機能の低下、咀嚼や嚥下機能の低下などがみられる状態として口腔機能低下
症があるが、現状ではI 017-1-3 舌接触補助床の対象となっていない。
I017-1-3 舌接触補助床

1 新たに製作した場合
2 旧義歯を用いた場合

2,500点
1,000点

⚫ 舌接触補助床とは、脳血管疾患や口腔腫瘍等による摂食機能
障害を有する患者に対して、舌接触状態等を変化させて摂食・
嚥下機能の改善を目的とするために装着する床又は有床義歯
形態の補助床をいう。

■舌接触補助床の算定回数
(回)

口腔機能低下症(概要)
【病態】
◆ 加齢だけでなく、疾患や障害など様々な要因によって、口腔の機能が
複合的に低下している疾患。放置していると咀嚼障害、摂食嚥下障害
など口腔の機能障害に陥り、または、機能障害をきたし、また、低栄養
やフレイル、サルコペニアを進展させるなど全身の健康を損なう。
高齢者においては、う蝕や歯周病、義歯不適合などの口腔の要因に
加えて、加齢や基礎疾患によっても口腔機能が低下しやすく、また、低
栄養や廃用、薬剤の副作用等によっても修飾されて複雑な病態を呈す
ることが多い。そのため、個々の高齢者の生活環境や全身状態を見据
えて口腔機能を適切に管理する必要がある。

【症状】

100
49

54

54

37
49

34
62

42

37

令和元年

令和2年

37

0
平成30年

新たに製作した場合

令和3年

令和4年

旧義歯を用いた場合

◆ 口腔内の微生物の増加、口腔乾燥、咬合力の低下、舌や口唇の運動
機能の低下、舌の筋力低下、咀嚼や嚥下機能の低下など複数の口腔
機能が低下している。

【口腔機能の低下とその管理】
◆ 口唇や舌の機能低下は、筋力の低下と運動の巧緻性の低下が原因と
なる。口唇や舌機能の低下が生じると、食塊形成不全が生じ、咀嚼や嚥
下にも負の影響を与え、摂取できる食品の種類や量が限定され、その
結果として低栄養に繋がる。また、口唇や舌機能の低下によって、義歯
の不具合や歯の欠損などに問題がなくても、発音・構音障害を生じるこ
とがある。
出典:口腔機能低下症に関する基本的な考え方; 日本歯科医学会(令和2年3月)

出典: 社会医療診療行為別統計(6月審査分)

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