○診療報酬改定結果検証部会からの報告について 総-1-4-2 (341 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00222.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第563回 11/10)《厚生労働省》 |
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(7) 医療機関との連携に関する、診療報酬改定の良い影響、問題点等
自由回答として、以下の内容が挙げられた。
<良い影響>
〇医療機関等との連携強化、患者の状況把握
・診療報酬改定という根拠をもって医療機関へ連携強化へのアプローチができた。
・情報提供に関する点数があることで、病院・薬局の状況を共有しやすくなった。
・薬剤師間だけではなく、医療機関の多職種とのやり取りが増えた。
・ケアマネジャー、訪問看護からの相談・問い合わせが増えた。
・外来化学療法、糖尿病吸入時、退院時の薬連携について、地域での統一フォーマッ
トや手順の検討が進んだ。
・投薬情報提供を実施しやすくなった。
・患者の退院後も、入院中から継続性した服薬指導ができる。
・在宅体制はあるが依頼がない等、薬局側の努力ではどうにもできない要件がある。
〇そのほか
・算定できる診療報酬があると薬局・薬剤師側が情報提供を行う動機付けになる。
<問題点>
〇算定の難しさ
・基本的に患者や医師の指示や同意が必要なので、薬剤師主導ですすめにくい。
・加算を算定するための条件が多い。
・加算名称も長く細分化されているため、個々の加算の把握が難しい。
・加算点数と算定に必要な体制や人員確保のコストが見合わない。
・実情として、医療機関と連携することが難しい。
・特に広域等の処方箋に関して、医師の処方意図が確認した場合も返答を得にくい。
・患者の負担増となるために算定しにくい。
・患者の負担増となった際の説明が難しい。
・相互作用等薬学的な内容での疑義照会をした結果、処方箋自体削除になった時に算
定できない。
・吸入指導の加算について、多くの診療所から指示がないため加算算定ができない。
〇取組上の問題点
・病院側からの情報提供が増えておらず、薬局側からの一方通行となっている。
・薬局からの情報提供が医療機関にとって手間になると感じる時がある。
・医療機関への報告内容がどのように処理、活用されているかが分からない。
・休日対応、時間外対応、24時間体制の為に業務時間が伸びた。
・取組が増えるほど、トレーシングレポート等の記載業務が増えてくる。
〇そのほか
・使用している電子薬歴に提供した情報が保存できない。
・昨今の医薬品供給不足の問題により、処方提案をしにくい状態が続いている。
・報告内容の電子化など業務の効率化を図る方向での改定を進めてほしい。
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