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新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(令和5年1月27日変更) (4 ページ)

公開元URL https://www.kantei.go.jp/jp/singi/novel_coronavirus/taisaku_honbu.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策本部(第101回 1/27)《首相官邸》
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のある方については、経口の抗ウイルス薬や中和抗体薬の投与を
行い重症化を予防する。呼吸不全を伴う場合には、酸素投与や抗
ウイルス薬、ステロイド薬(炎症を抑える薬)
、免疫調整薬の投与
を行い、改善しない場合には人工呼吸器や体外式膜型人工肺
(Extracorporeal membrane oxygenation:ECMO)等による集中
治療を行うことがある。国内で承認されている医薬品として、レ
ムデシビル、デキサメタゾン、バリシチニブ、トシリズマブ、カ
シリビマブ/イムデビマブ、ソトロビマブ、モルヌピラビル、ニ
ルマトレルビル/リトナビル、チキサゲビマブ/シルガビマブ及
びエンシトレルビル(重症化リスク因子のない軽症から中等症の
患者に投与可能な経口薬)がある。患者によっては、呼吸器や全
身症状等の症状が遷延したり、新たに症状が出現すること(罹患
後症状、いわゆる後遺症)が報告されている。


新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち重症化しやす

いのは、高齢者と基礎疾患のある方、一部の妊娠後期の方であり、
重症化のリスクとなる基礎疾患等には、悪性腫瘍、慢性呼吸器疾
患(COPD 等)
、慢性腎臓病、心血管疾患、脳血管疾患、喫煙歴、
高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満(BMI 30 以上)
、および臓器
の移植、免疫抑制剤、抗がん剤等の使用その他の事由による免疫
機能低下等がある。ワクチン接種を受けることで、重症化予防効
果が期待できる。


重症化する人の割合や死亡する人の割合は年齢によって異なり、

高齢者は高く、若者は低い傾向にある。令和4年3月から4月ま
でに診断された人においては、重症化する人の割合は 50 歳代以下
で 0.03%、60 歳代以上で 1.50%、死亡する人の割合は、50 歳代
以下で 0.01%、60 歳代以上で 1.13%となっている。また、同年7
月から8月までに診断された人においては、重症化する人の割合
は 50 歳代以下で 0.01%、60 歳代以上で 0.69%、死亡する人の割
合は、50 歳代以下で 0.00%、60 歳代以上で 0.59%となっており、

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