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03【資料1】新型コロナワクチンの接種について (48 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00019.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第30回 2/10)《厚生労働省》
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2.本日の論点:【2】妊娠中の者に対する公的関与の規定の適用について

(1)妊娠中の者に対する公的関与の規定の適用

第29回厚生科学審議会予防接種・
ワクチン分科会(令和4年1月26
日)提出資料

妊娠中の者に対する新型コロナワクチンの安全性
mRNAワクチン(ファイザー社ワクチン、モデルナ社ワクチン)接種翌日の局所・全身副反応の発生割合は、妊娠中
の者と妊娠していない女性の間で同様であったとの報告がある。

Shimabukuro et al1(NEJM, 2021)
研究内容:米国の予防接種後サーベイランスシステム(v-safe※1)
から、2020年12月14日-2021年2月28日の研究期間にmRNAワク
チン(ファイザー社ワクチン、モデルナ社ワクチン) を接種した16
-54歳の妊婦と非妊娠女性を対象に、ワクチン接種後の副反応頻度
について比較した観察研究。

v-safeに報告された最も頻度の多い
mRNAワクチン接種翌日の局所・全身副反応

結果:35,691名の妊婦が対象となった。接種翌日の副反応は以下の
通りであった。



全体的な副反応の発生パターンは、妊婦と非妊娠女性で同様で
あった。
‒ 接種部疼痛、倦怠感、頭痛、筋肉痛が最も頻度の多い副反応
であった。
‒ 初回接種と比べて、2回目接種により多くの副反応が報告され
た。
‒ なお、妊婦は、妊娠していない女性と比べて接種部疼痛は多
く、頭痛、筋肉痛、寒気、発熱は少ないという小さな差が認
められた。

※1 CDCが新型コロナワクチンプログラムのために開発した、スマートフォンを用いた任意登録制の積極的サーベイランスシステム。
1.

Shimabukuro TT, Kim SY, Myers TR, et al. Preliminary Findings of mRNA Covid-19 Vaccine Safety in Pregnant Persons. N Engl J Med. 2021

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