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参考資料4 「一体的実施・KDB活用支援ツール」抽出の考え方と保健事業への活⽤Ver.1 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28208.html
出典情報 データヘルス計画(国保・後期)の在り方に関する検討会 高齢者保健事業の実施計画(データヘルス計画)策定の手引きに係るワーキンググループ(第1回 9/28)《厚生労働省》
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(出典︓令和3年度実施状況調査(厚⽣労働省))
KDB を活⽤して実施していることとして、「地域の健康課題の把握」は 1,399(80.3%)、「指導対象者の抽
出」は 1,105(63.5%)ですが、「事業実施(対象者の状況確認)」851(48.9%)や「事業評価」619
(35.5%)についてはまだ低い状況でした。また、KDB データの加⼯分析や他のデータを合わせた分析を実施
している市町村が 918(52.7 %)にのぼりますが、データを⼆次加⼯するためのデータ編集のスキル不⾜
1,019(58.5%)、統計分析にかかるスキル不⾜ 1,068(61.3%)、データを⾒るための保健・医療・介護
の専⾨知識の不⾜ 603(34.6%)を課題として感じている場合が多いようです。⼀⽅、KDB を活⽤していない⾃
治体も 223(12.8%)存在し、このなかで KDB の活⽤⽅法が分からないと回答した⾃治体が 85(4.9%)
市町村ありました。
「⾼齢者の保健事業と介護予防の⼀体的実施」を全国で推進するためには、KDB により対象者抽出の標準的
な⼿法の確⽴、結果の解釈や保健事業の活⽤に向けての専⾨知識の提供が必要であるため、研究班にて本
解説書を作成することとしました。なお、研究班では質問票、検査値、レセプトの情報を組み合わせ、現時点での
エビデンスに基づく抽出基準を提案しており、本書はその活⽤に向けて必要な情報を提供するものとします。
(2)厚⽣労働科学研究「⾼齢者の保健事業と介護予防の⼀体的実施推進に係る検証のための研究」
について

本研究班は、「⾼齢者の保健事業と介護予防の⼀体的実施」制度を全国の⾃治体が円滑に進められることを
⽬標にした研究班です。令和2年度より 3 年間の計画で、①後期⾼齢者の質問票の検証、②⾼齢者の保健
事業と介護予防の⼀体的実施の事業検証、③⾼齢者の保健事業プログラムの進捗に向けた進捗チェックリスト
の開発、④保健事業対象者の抽出⽅法の検討、⑤⾼齢者の保健事業の企画、実施、評価のサポートとなるよ
うな KDB 活⽤ツールの開発、をおこない、本政策の円滑な実施に向けて科学的⾒地から後押ししていきます。
令和2年度は市町村における『⾼齢者の保健事業と介護予防の⼀体的実施』のための「進捗チェックリストガイ
ド」を作成しました。あらたに複数部局・関係機関と連携した本事業の推進に少しでもお役に⽴てればうれしく思

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