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参考資料4 「一体的実施・KDB活用支援ツール」抽出の考え方と保健事業への活⽤Ver.1 (36 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28208.html
出典情報 データヘルス計画(国保・後期)の在り方に関する検討会 高齢者保健事業の実施計画(データヘルス計画)策定の手引きに係るワーキンググループ(第1回 9/28)《厚生労働省》
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通いの場等、
ポピュレーショ
ンアプローチと
しての保健事


1)ポピュレーションアプローチとしての保健事業(プログラム例)
(1) 通いの場で腎機能について講話と相談の時間を設ける。
(2) 腎機能が悪化する要因と予防対策についての情報を提供する。
⾎圧、⾎糖等⽣活習慣病の管理。
腎障害性の薬剤の多⽤を避ける。(消炎鎮痛剤、造影剤、⼀部の健康⾷品等)
(3) 個別の対応が必要な⼈を、ハイリスクアプローチにつなげる。
2)事業評価(ストラクチャー、プロセス、アウトプット、アウトカム)
St︓本事業の実施体制(通いの場運営者等の協⼒)
Pr︓結果説明会、健康相談において、腎臓を守る⽣活の必要性を伝えることができたか
OP︓実施できた通いの場の数、相談・講話に参加した⾼齢者数
OC︓(⻑期的)リスト抽出者の減少(加⼊者の中の発⽣割合)

留意事項

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本抽出条件では、何らかの疾患で受診している⼈は除外されているため、過⼩評価である可能性が
ある。
脱⽔、感染症、薬剤等に伴う急性腎不全による透析を回避するためにも、普段の腎機能を把握
し、対処法を理解しておくことが重要。
腎機能が低下しつつあることを理解してもらい、予防に努めることが肝要であるが、eGFR<30 では
透析導⼊の検討も視野に⼊ってくる。今後どのような治療を受けたいのか、本⼈や家族とかかりつけ
医等が相談を始めることが望ましい。

【参考⽂献】
1)⽇本腎臓学会.⾼齢者の CKD 診療.エビデンスに基づく CKD 診療ガイドライン2018.東京医学社
2)⽇本透析医学会.わが国の慢性透析療法の現況.2020

【参考情報】
9-図表 1 加齢による腎機能低下のシミュレーション
男性

⼥性

出典︓⽇本腎臓学会.⾼齢者の CKD 診療.エビデンスに基づく CKD 診療ガイドライン 2009

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