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資料1 第8回電子処方箋等検討ワーキンググループ資料 (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67805.html
出典情報 電子処方箋等検討ワーキンググループ(第8回 12/23)《厚生労働省》
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院内処方機能のプレ運用の状況報告について
院内処方等情報の活用事例について(1/3)
◯ 院内処方機能を導入した施設における重複投薬等チェックの実行件数も増えており、重複投薬等チェック
のメリットを享受できる施設が順次拡大している。
◯ また、院内処方機能を導入した施設が登録した院内処方等情報が他の医療機関・薬局での重複投薬等
チェックや処方・調剤情報の閲覧に活用され、診察等に役立った事例も収集できている。
項目

効果

• 近隣三次救急病院の処方内容が重複投薬等チェックに該当し電子カルテシステムのオーダー画面上に表示された。医科・歯科間の服用薬剤
情報共有がされていない事例に関して、薬局側から双方に情報共有ができた。(病院)

院内処方等
情報も対象に
含めた重複投
薬等チェックの
実施

• 注射、点滴など現状のクリニック内での治療方針などが確認できる。当薬局で調剤の薬剤と院内処方における薬剤との併用禁忌がチェック
できて重篤な副作用の発生を防ぐことができた。(薬局)
• 近隣内科クリニックは院内処方のため、お薬手帳への記載もなく、併用薬の確認が難しかったが、院内処方内容も閲覧できるため、重複投
薬等チェックもできるようになった。(薬局)
• 今回タケキャブ錠10mg処方されていたが、ファモチジン錠20mgを院内処方で服用中とわかり、疑義照会によりファモチジン錠を10日間
中止することになった。(薬局)
• 院内処方でのPPIの処方がある患者で、他院処方箋に別薬剤のPPIが載ってきた事例で重複投薬チェックに役立ち処方変更に繋がった。(薬
局)
• 調剤結果登録率が向上しており、閲覧できる過去の薬剤情報が充実しているため、直近の薬剤情報を閲覧することができ、持参薬鑑別時に
役立っている。(病院)
• 多数の受診あった患者が来院した際の症状の原因が薬である可能性が確認できた。(医科診療所)

院内処方等
情報の閲覧

• 既往で抗生物質でのアレルギーがあり、患者自身が具体的な薬名を忘れていたが、投薬時に他院で服用された抗生物質を参考に処方できた。
(歯科診療所)
• 入院時・入院中・手術・退院時の経過がよくわかる。「お薬手帳」へ記録されていないの院内処方の情報がわかり、NSAIDsの消化管出血
の原因判明に数件寄与できた。(薬局)
• 院内で使った注射がわかった。これまで把握できなかった疾患が推測できた。(薬局)

患者とのコ
ミュニケー
ション促進

• 患者とのコミュニケーションで手術や注射薬などの院内処方等情報が役立った。(薬局)
• 内服(院外処方)→注射(院内投与)→内服(院外処方)の切替えがあったが、注射終了後の院外処方が漏れていたことがあった。患者の
話だけでは何の注射を打っているか分からなかったが、マイナデータで薬剤名が特定できた。薬剤名が分かると、標準的な投与期間やその
後の別剤への切替え有無なども想定できるので安心できた。疑義照会も情報を把握した状態でできるので助かった。(薬局)
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