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資料1 持続可能性の確保 (35 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66495.html |
| 出典情報 | 社会保障審議会 介護保険部会(第130回 12/1)《厚生労働省》 |
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第129回介護保険部会における主なご意見⑦
(⑥ ケアマネジメントに関する給付の在り方)(続き)
○ 慎重な立場からの意見では、サービスの利用控えや、客観性、公平性、中立性といったことが記載されているが、特に、独居
の認知症の方への対応が課題。一般に認知症の方は、サービス利用の必要性の認識が低く、不安感や不信感も大きいため、要介
護認定を受けてもサービス利用の段階で拒否する方が多い。ケアマネジャーは本人の意向に従ってケアマネジメントを行うので
はなく、主治医などと協働して、本人との信頼関係の構築に努め、意思決定支援をしながら、時間をかけてサービス利用につな
げている。かつては市町村の保健師がやってきたが、介護保険制度導入後はケアマネジャーが引き継いで、知識や技術を身につ
けてきた。ケアマネジメントを単にケアプランを作る業務と考えて有料化すると、そういう活動が抑制されて、認知症の方の人
権の確保という観点からも課題があるということを指摘したい。
○ ケアマネジメントは、他のサービスと同様に幅広く負担を求めていくべき。負担増への配慮については、他のサービスとの関
係や制度の簡素化という観点から、独自の基準よりは、高額介護サービスの全体の中で考えてほしい。
○ ケアプランの自己負担の見直しの方向性は妥当。低所得の方々への配慮や、必要なサービス提供体制の確保などの手だてを講
じつつ、具体的な制度設計をお願いしたい。
○ 基本的に反対。ケアマネジメントは、公平中立の立場で利用者のニーズに合ったプランを策定するという、公的な保険制度を
運営する要。有料化すると、認知症の方など、最も支援が必要な人にとって困る状況になる。ケアマネ事業所は小規模であり、
有料化すると、費用管理などが膨大となる。事務員が雇えるか難しく、ケアマネジャーの収入も少ない中、利用者負担を導入す
ると、事業所が窮地に追いやられることが懸念される。
○ ケアマネジャーは公平中立が重視されており、他のサービスとは異なる考え。施設利用者は実質的にケアマネジメント費用を
負担しているとも言える。障害者に係る計画相談支援との整合性もある。ケアマネジャーの役割として、法定業務以外の整理を
してケアマネジメントに注力できる環境を整備することも重要。より慎重な検討をお願いしたい。
○ ⾧年の課題となっており、今回の見直しで一定の結論を得るべき。ケアマネジメントは、利用者や他の事業者の方にとって十
分に普及し、その果たす役割が関係者の中で確立されている。他のサービスでは利用者負担がある中で、制度内の公平性の観点
でも、基本的には、一律に利用者負担を求めていくべき。
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(⑥ ケアマネジメントに関する給付の在り方)(続き)
○ 慎重な立場からの意見では、サービスの利用控えや、客観性、公平性、中立性といったことが記載されているが、特に、独居
の認知症の方への対応が課題。一般に認知症の方は、サービス利用の必要性の認識が低く、不安感や不信感も大きいため、要介
護認定を受けてもサービス利用の段階で拒否する方が多い。ケアマネジャーは本人の意向に従ってケアマネジメントを行うので
はなく、主治医などと協働して、本人との信頼関係の構築に努め、意思決定支援をしながら、時間をかけてサービス利用につな
げている。かつては市町村の保健師がやってきたが、介護保険制度導入後はケアマネジャーが引き継いで、知識や技術を身につ
けてきた。ケアマネジメントを単にケアプランを作る業務と考えて有料化すると、そういう活動が抑制されて、認知症の方の人
権の確保という観点からも課題があるということを指摘したい。
○ ケアマネジメントは、他のサービスと同様に幅広く負担を求めていくべき。負担増への配慮については、他のサービスとの関
係や制度の簡素化という観点から、独自の基準よりは、高額介護サービスの全体の中で考えてほしい。
○ ケアプランの自己負担の見直しの方向性は妥当。低所得の方々への配慮や、必要なサービス提供体制の確保などの手だてを講
じつつ、具体的な制度設計をお願いしたい。
○ 基本的に反対。ケアマネジメントは、公平中立の立場で利用者のニーズに合ったプランを策定するという、公的な保険制度を
運営する要。有料化すると、認知症の方など、最も支援が必要な人にとって困る状況になる。ケアマネ事業所は小規模であり、
有料化すると、費用管理などが膨大となる。事務員が雇えるか難しく、ケアマネジャーの収入も少ない中、利用者負担を導入す
ると、事業所が窮地に追いやられることが懸念される。
○ ケアマネジャーは公平中立が重視されており、他のサービスとは異なる考え。施設利用者は実質的にケアマネジメント費用を
負担しているとも言える。障害者に係る計画相談支援との整合性もある。ケアマネジャーの役割として、法定業務以外の整理を
してケアマネジメントに注力できる環境を整備することも重要。より慎重な検討をお願いしたい。
○ ⾧年の課題となっており、今回の見直しで一定の結論を得るべき。ケアマネジメントは、利用者や他の事業者の方にとって十
分に普及し、その果たす役割が関係者の中で確立されている。他のサービスでは利用者負担がある中で、制度内の公平性の観点
でも、基本的には、一律に利用者負担を求めていくべき。
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