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総-3個別事項について(その10)人口・医療資源の少ない地域 救急医療 業務の簡素化 (58 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66368.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第631回 11/28)《厚生労働省》
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救急医療管理加算の算定要件・対象患者
A205
救急医療管理加算 (1日につき/入院した日から起算して7日を限度)
1 救急医療管理加算1
1,050点
2 救急医療管理加算2
420点
(加算2を算定する患者のうち5割以上が「その他の重症な状態」である医療機関において加算2を算定する場合は 210点)
【算定要件】(抜粋)

救急医療管理加算1の対象となる患者は、別表に掲げる状態のうち一から十二のいずれかの状態にあって、医師が診察等の結果、入院時点で重症であ
り緊急に入院が必要であると認めた重症患者をいい、単なる経過観察で入院させる場合や、入院後の重症化リスクが高いために入院させる場合等、入院
時点で重症ではない患者は含まれない。なお、当該加算は、入院時において当該重症患者の状態であれば算定できるものであり、当該加算の算定期間中
において継続して当該状態でなくても算定できる。

救急医療管理加算2の対象となる患者は、別表の一から十二までに準ずる状態又は十三の状態にあって、医師が診察等の結果、入院時点で重症であり
緊急に入院が必要であると認めた重症患者をいい、単なる経過観察で入院させる場合や、入院後の重症化リスクが高いために入院させる場合等、入院時
点で重症ではない患者は含まれない。なお、当該加算は、患者が入院時において当該重症患者の状態であれば算定できるものであり、当該加算の算定期
間中において継続して当該状態でなくても算定できる。

救急医療管理加算の算定に当たって、以下について診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。
• 別表の一から十二までのうち該当する状態
• 当該重症な状態に対して、入院後3日以内に実施した検査、画像診断、処置又は手術のうち主要なもの 等
別表第七の三

救急医療管理加算に係る状態

一 吐血、喀血又は重篤な脱水で全身状態不良の状態

診療報酬明細書の摘要欄に記載する内容・指標等


二 意識障害又は昏睡

JCS(Japan Coma Scale)(JSC0の状態については、緊急入院が必要である根拠)

三 呼吸不全で重篤な状態

P/F 比(P/F 比 400 以上の状態については、緊急入院が必要である根拠等)

四 心不全で重篤な状態

NYHA分類(NYHAⅠ度の状態については、緊急入院が必要である根拠)

五 急性薬物中毒



六 ショック

平均血圧70mmHg以上又は未満、昇圧剤の使用の有無

七 重篤な代謝障害(肝不全、腎不全、重症糖尿病等)

肝不全:AST値、ALT値
腎不全:eGFR値(腎不全)
重症糖尿病:HbA1c(JSD/NGSP)、随時血糖値

八 広範囲熱傷、顔面熱傷又は気道熱傷
九 外傷、破傷風等で重篤な状態

Burn Index(顔面熱傷・気道熱傷以外でBurn Index0の状態については、緊急入院が必要
である根拠)


十 緊急手術、緊急カテーテル治療・検査又はt-PA 療法を必要とする状態



十一 消化器疾患で緊急処置(注)を必要とする重篤な状態



十二 蘇生術を必要とする重篤な状態



十三 その他の重症な状態



(注)緊急処置は、「J034」イレウス用ロングチューブ挿入法及び「J034-3」内視鏡的結腸軸捻転解除術を指す。(令和6年4月12日付け保険局医療課事務連絡)

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