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資料3 検討を要する福祉用具の種目について(継続案件) (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65310.html
出典情報 介護保険福祉用具・住宅改修評価検討会(令和7年度第2回 11/13)《厚生労働省》
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前回評価に対する対応
検討の視点

○前回評価への対応
がされているか

提案の概要

構成員の意見



実証データ数の不足
同一条件での検証を実施し、被検証者(N数)を25名と設
定(実証中に体調不良等が発生する可能性もあるが最少でも
20名は確保)

○ 要介護3~5の要介護者を27名確保した点は評価できる。
十分なデータ数を確保している。





清拭と比較した場合の被検証者への効果の分析
被検証者への効果としては、皮膚等の保清(菌の除去)に
ついて、別途第三者での検証を受けている。



アンケート方法が不適切
アンケート方法(内容)については、関係機関の指導によ
り清拭と比較しての5段階評価と被検証者の実施の「声」を
聞取り記述方法とした。



対象者像の明確化や検証方法の見直し
対象者像を明確化すると同時に、検証方法についても清拭
との対比が可能となるよう特定の部位を対象として検証する
事とした。また、実証にあたっては機器の操作について慣
れ・不慣れ等の問題を解消するために、介護福祉士2名によ
る操作とした。

皮膚等の保清(菌の除去)を清拭と比較している点は評
価できる。一方で、本人ならびに家族からのコメントをみ
ると、入浴と比較したコメントが多く、清拭と比較したコ
メントが十分に得られていないのではないか。つまり、な
んらかの手段で入浴をしている場合、家族による清拭は実
施していないのではないか。
そういう状況下で、この機器を使う可能性が現実にどこま
であるかは判然としないのではないか。
以上を鑑みると、在宅、デイサービス、訪問入浴での入浴
が難しく、現状、清拭しか手段がない利用者に限定する必
要があるのではないか。



在宅または在宅の特性に配慮した環境における検証
検証にあたっては、在宅での被検証者を5名程度お願いし
実施する。また、施設においてもユニット型施設を基本とし、
居住スペース等について統一性を持たせることとした。

⑥ 自立支援並びに介助者の負担軽減の観点から有効性・安全
性を検証
自立支援については、身体の保清により、皮膚病等の予防
の効果が考えられ、身体を清潔に保つことにる健康面での効
果が期待できる。ただし、これらは感情的な問題でもあり、
これを数値的に評価する事は難しい。
次に、安全性の検証については、関係機関の協力得て機器
の詳細なリスクアセスメントを作成した。また、日常的に安
全性を確保するために、社内におけるリスクアセスメント評
価構成員会を設置し対応する事とした。

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