よむ、つかう、まなぶ。
資料3 検討を要する福祉用具の種目について(継続案件) (15 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65310.html |
| 出典情報 | 介護保険福祉用具・住宅改修評価検討会(令和7年度第2回 11/13)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
検討の視点
提案の概要
③ 居宅での被検証者が、本実証試験実施後に「スッキリしたか
ら」と言ってベッドに腰かけ、上半身の軽い体操(両腕を上げ下
げ等)を行っていた。(「久しぶりに身体を動かした」:家族
(訪問入浴サービス(月4回程度)を利用しているが、日常的な
清潔保持は清拭である。)
2 介護者の負担軽減
(1) 介護者の負担軽減については、本検証の実施により「清
拭」「機器の使用」について、その所要時間を詳細に測定し
負担軽減の効果を明らかにする。(ただし、被検証者の負担
を考慮し、背中部と洗髪(髪・頭皮の清拭)とした。
【仮説の立証】
① 背中部の比較
本検証試験における背中部の比較では、概ね同程度の所要時間
と仮定していたが、平均所要時間では、機器使用による保清(78
秒)、清拭(74秒)とほぼ変わらず、誤差の範囲内と考える。
なお、機器使用における保清では、最大値88秒(要介護度5)
最小値66秒(要介護度4)となったが、この最小値の対象者は、
「13-4」の者で、上半身の動きが良く、自ら体位変換された、
② 洗髪(髪・頭 皮の清拭)の比較
ア)機器使用における保清(洗髪)と使用とケリーパットの比較
本検証試験における平均所要時間は、機器の使用(258秒)、
ケリーパット使用(500秒)でケリーパットの50% 程度の所
要時間となった。
イ)機器使用における保清(洗髪)とドライシャンプーの比較
本検証における平均所要時間は、機器の使用(263秒)、ドラ
イシャンプー使用(351秒)でドライシャンプーの75%程度
の所要時間となった。
③ 全身の比較(陰部・臀部を除く)
本検証における平均所要時間は、機器使用による保清(1,319
秒:21分59秒)、清拭(1,903秒:31分43秒)と清拭の70%の
所要時間となった。
ア)本検証における所要時間の具体的な比較
〇 本検証において、上半身(指間含)・下半身(趾間含)の
清拭について、所要時間に大きな差は生じなかった。
〇 本検証において、洗髪(髪・頭皮の清拭)において、所要
時間に大きな差が生じた。
イ)本検証において、全身を対象とした被検証者においては、機
器使用による保清と清拭で、準備作業・後作業において、所要
時間に大きな差が生じた。
構成員の意見
(介護負担の軽減)
○ 頭髪の洗髪において所要時間の短縮がなされることは確
認出来た。
○ 使用時間の短縮は生産性向上という点で有利だが、利用
者にとって、一連の保清ということが完遂できているかど
うかが、陰部等が対象から外れているため評価が困難であ
る。
○ 清潔を保持するという点で陰部洗浄は非常に重要である
ため確認させて頂きたい。
○ サンプル数が少ないため、参考資料とした方がよいので
はないか。
15
提案の概要
③ 居宅での被検証者が、本実証試験実施後に「スッキリしたか
ら」と言ってベッドに腰かけ、上半身の軽い体操(両腕を上げ下
げ等)を行っていた。(「久しぶりに身体を動かした」:家族
(訪問入浴サービス(月4回程度)を利用しているが、日常的な
清潔保持は清拭である。)
2 介護者の負担軽減
(1) 介護者の負担軽減については、本検証の実施により「清
拭」「機器の使用」について、その所要時間を詳細に測定し
負担軽減の効果を明らかにする。(ただし、被検証者の負担
を考慮し、背中部と洗髪(髪・頭皮の清拭)とした。
【仮説の立証】
① 背中部の比較
本検証試験における背中部の比較では、概ね同程度の所要時間
と仮定していたが、平均所要時間では、機器使用による保清(78
秒)、清拭(74秒)とほぼ変わらず、誤差の範囲内と考える。
なお、機器使用における保清では、最大値88秒(要介護度5)
最小値66秒(要介護度4)となったが、この最小値の対象者は、
「13-4」の者で、上半身の動きが良く、自ら体位変換された、
② 洗髪(髪・頭 皮の清拭)の比較
ア)機器使用における保清(洗髪)と使用とケリーパットの比較
本検証試験における平均所要時間は、機器の使用(258秒)、
ケリーパット使用(500秒)でケリーパットの50% 程度の所
要時間となった。
イ)機器使用における保清(洗髪)とドライシャンプーの比較
本検証における平均所要時間は、機器の使用(263秒)、ドラ
イシャンプー使用(351秒)でドライシャンプーの75%程度
の所要時間となった。
③ 全身の比較(陰部・臀部を除く)
本検証における平均所要時間は、機器使用による保清(1,319
秒:21分59秒)、清拭(1,903秒:31分43秒)と清拭の70%の
所要時間となった。
ア)本検証における所要時間の具体的な比較
〇 本検証において、上半身(指間含)・下半身(趾間含)の
清拭について、所要時間に大きな差は生じなかった。
〇 本検証において、洗髪(髪・頭皮の清拭)において、所要
時間に大きな差が生じた。
イ)本検証において、全身を対象とした被検証者においては、機
器使用による保清と清拭で、準備作業・後作業において、所要
時間に大きな差が生じた。
構成員の意見
(介護負担の軽減)
○ 頭髪の洗髪において所要時間の短縮がなされることは確
認出来た。
○ 使用時間の短縮は生産性向上という点で有利だが、利用
者にとって、一連の保清ということが完遂できているかど
うかが、陰部等が対象から外れているため評価が困難であ
る。
○ 清潔を保持するという点で陰部洗浄は非常に重要である
ため確認させて頂きたい。
○ サンプル数が少ないため、参考資料とした方がよいので
はないか。
15