よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料3 検討を要する福祉用具の種目について(継続案件) (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65310.html
出典情報 介護保険福祉用具・住宅改修評価検討会(令和7年度第2回 11/13)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

検討の視点

提案の概要

構成員の意見

【検証実施者による所要時間比較】
本検証にあたっては、恣意的な要素を防ぐために2名の実施者で
の対応とした。それぞれの実施者人数は次のとおりである。
なお、B氏においては介護福祉士としてこれまでに本機器の使用
経験を有している。(B氏については、他の職場に属しているため、
特定の日に協力を得て実施した。)

○ 施設の利用者に対する介護職員による洗髪において他の
方法よりも時間の短縮が見られた。これから推測すると、
本機器は居宅サービスである訪問入浴サービス・訪問看護
サービスにおいて専門職が洗髪時に使用する機器として有
用と思われる。

(1)背中部の機器による保清及び清拭の比較
A氏 18名
B氏 5名 (全身対象1人、全拒否者1人、背
中部拒否者2人を除く)
① 背中部の機器による保清
B氏の検証試験結果 79秒(5人) 最大値86秒 最小値72秒
A氏の検証試験結果 77秒(18人)最大値88秒 最小値68秒
全体検証試験結果(平均) 78秒(23人)
② 背中部の清拭
B氏の検証試験結果 73秒(5人)最大値78秒 最小値68秒
A氏の検証試験結果 75秒(18人)最大値81秒 最小値66秒
全体検証試験結果(平均) 74秒(23人)
検証試験結果から、A氏とB氏の所要時間の差異は、機器使用によ
る保清及び清拭において2秒程度であることから許容範囲と考える。
(2)機器による洗髪及び洗髪(髪・頭皮の清拭)の比較
洗髪に関しては、B氏が5人行っているが、いずれもドライシャ
ンプーを使用した洗髪となっている。一方、A氏が行ったドライ
シャンプーを使用した洗髪は2人となっている。
① 機器による洗髪(洗髪+タオルによる乾燥+ドライヤーによる
乾燥を含めた。)
B氏の検証試験結果 270秒(5人) 最大値281秒 最小値262秒
(平均:洗髪203秒 タオルによる乾燥31秒 ドライヤーによる乾
燥37秒)
A氏の検証試験結果 244秒(2人) 最大値251秒 最小値236秒
(平均:洗髪183秒 タオルによる乾燥24秒 ドライヤーによる乾
燥37秒)
全体検証試験結果
263秒(7人)
洗髪については、比較対象数が少ないが、機器使用における清拭
(洗髪)ではB氏とA氏では、26秒の差となっている。洗髪に限定
すると20秒の差であり誤差の範囲内と考える。また、清拭(髪・
頭皮の清拭)と比較した場合には、明らかに所要時間の軽減となっ
ている。

13