不採算品再算定適用品目の適正な流通について
令和７年度薬価改定において不採算品再算定が適用された医薬品については、その趣旨に鑑み、適正な価格で流通するよう、
関係業界に対して周知を依頼している。
「令和７年度薬価改定において不採算品再算定を適用された医薬品の適正な流通
について」 （抄）

（令和７年３月７日付け厚生労働省医政局医薬産業振興・医療情報企画課事務連絡）

令和７年１月15日に開催された中央社会保険医療協議会において、令和７年度薬
価改定では、不採算品再算定について、急激な原材料費の高騰、安定供給問題に対応
するため、医療上の必要性が特に高い品目を対象として臨時・特例的に不採算品再算
定について臨時的・特例的に適用することが決定されました。また、業界からの要望
も踏まえ、最低薬価が、消費者物価上昇率などの視標を参考に３％程度引き上げられ
ました。
不採算品再算定を適用された医薬品（※）は、医療上の必要性が高いと考えられる
品目として製造販売業者から報告されたものであり、その安定供給を継続させていく
ために、適正な価格で流通することが望まれます。
また、最低薬価は、剤形ごとにかかる必要最低限の製造コストを確保するため、薬
価の下限値として設定されたものであり、今般、平成12年度に薬価算定ルールが定
まって以降、初めて引き上げられたものであることから、適正な価格で流通すること
が強く求められます。
貴団体におかれましては、今般の不採算品再算定が適用された趣旨及び最低薬価が
引き上げられた趣旨に鑑み、これら医薬品が適正な価格で流通するよう、会員に対し
て周知方よろしくお願いします。
※

不採算品再算定の適用を受けた医薬品及び最低薬価品目は、厚生労働省Webサ
イトに公表している。
（https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188411_00063.html）

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