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65歳以上の成人に対する肺炎球菌ワクチン接種に関する考え方(第7版) (14 ページ)

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出典情報 65歳以上の成人に対する肺炎球菌ワクチン接種に関する考え方(第7版)(9/30)《日本呼吸器学会》
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9.おわりに
2025 年 8 月に PCV21 が高齢者とハイリスク者に対して薬事承認されたことを受
けて、本合同委員会は「65 歳以上の成人に対する肺炎球菌ワクチンに関する考え方」
をアップデートした。PCV21 の安全性、免疫原性は PCV20 と同等で、血清型カバー
率では PCV20 より優れている。今後、PCV21 は任意接種ワクチンとして使用が可能
になる。PPSV23 による定期接種は、引き続き 65 歳の者及び 60 歳以上 65 歳未満で
日常生活が極度に制限される基礎疾患を有する者等を対象として、医学的観点から
接種勧奨することが求められる。尚、第 7 版は、今後、定期接種ワクチンが変更さ
れるまでの「考え方」を示すものである。本稿が実地臨床医家の 65 歳以上の成人
に対する肺炎球菌ワクチン接種の参考になれば幸いである。

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