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【資料2】 救急医療等に関するワーキンググループの議論の進め方等について (31 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64353.html |
出典情報 | 救急医療等に関するワーキンググループ(第1回 10/8)《厚生労働省》 |
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試行調査結果を踏まえた見直し案の採否について
• <1. 救急外来における看護師の配置>については、<救急外来に配置する看護師についてあらかじめ取り決めている>は、回答施設
の99%が取り決めていると回答していることより、多くの救命救急センターが配置についての取り決めに必要性を感じている、また
は重要であると考えていると推察された。今後の体制整備においても求めていくべき項目であると考えられ、新たな評価項目としては
どうか。また、特定行為研修の修了者は年々増加している等、専門性の高い看護師の養成は進んでいる。救命救急センターにおいては
専門性の高い救急医療の提供が期待され、救急外来においても救急医療に関する専門性の高い看護師の配置が望まれると考えられる。
専門性の高い看護師は、現状においては救急部門以外の部署に配置されている者も一定数存在することを踏まえ、<上記に加え、院内
に救急医療に関する専門性が高い看護師が勤務している>を新たな評価項目としてはどうか。
• <2. 充実段階評価に関するピアレビューの実施>については、質の高い救急医療の提供のためには外部からのレビューも必要だと考
えられ、現時点で12%の施設がレビューを受けている。他方、充実段階評価のレビューについては手法が確立されておらず、レビュ
アーの確保にも一定の困難さがあると考えられる。本項目については、今回の評価項目への導入は見送り、引き続きの検討課題として
科研等においてレビューのあり方等について検討することとしてはどうか。
• <3. 重症外傷に対する診療体制整備>については、MTPは標準的な外傷蘇生の一環として広く運用されているが、試行調査ではMTP
を「整備している」と回答したのは約6割であり、外傷診療を行っている救命救急センターにおいても必ずしも整備されてはいなかっ
た。外傷診療関係の研修については、7割以上の救命救急センターにおいて、いずれかの研修参加者がいることが分かった
(JATEC/JNTEC/JPTECを含む)。国事業の研修への参加を評価の対象とすることが適当と考えられるものの、当該研修に限れば3割
強の施設のみであった。外傷診療の体制整備を評価するにあたっては、今回の見直し案のいずれか一方ではなく、両方を評価項目とす
ることが望ましいと考えられることから、これらについては将来の評価項目候補としてはどうか。
• <4. 第三者による医療機能の評価>については、JCIによる評価を受けているのは回答施設の5%であったが、JCIは第三者による医
療機能の評価として広く活用されていることから、現在の評価項目にJCIを加える形の評価項目としてはどうか。
• <5. 診療データ登録制度への参加と自己評価>については、回答結果を踏まえて現在の日本外傷データバンク以外に救命救急セン
ターでの対応が想定される自殺・自傷未遂レジストリを加えることとしてはどうか。
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• <1. 救急外来における看護師の配置>については、<救急外来に配置する看護師についてあらかじめ取り決めている>は、回答施設
の99%が取り決めていると回答していることより、多くの救命救急センターが配置についての取り決めに必要性を感じている、また
は重要であると考えていると推察された。今後の体制整備においても求めていくべき項目であると考えられ、新たな評価項目としては
どうか。また、特定行為研修の修了者は年々増加している等、専門性の高い看護師の養成は進んでいる。救命救急センターにおいては
専門性の高い救急医療の提供が期待され、救急外来においても救急医療に関する専門性の高い看護師の配置が望まれると考えられる。
専門性の高い看護師は、現状においては救急部門以外の部署に配置されている者も一定数存在することを踏まえ、<上記に加え、院内
に救急医療に関する専門性が高い看護師が勤務している>を新たな評価項目としてはどうか。
• <2. 充実段階評価に関するピアレビューの実施>については、質の高い救急医療の提供のためには外部からのレビューも必要だと考
えられ、現時点で12%の施設がレビューを受けている。他方、充実段階評価のレビューについては手法が確立されておらず、レビュ
アーの確保にも一定の困難さがあると考えられる。本項目については、今回の評価項目への導入は見送り、引き続きの検討課題として
科研等においてレビューのあり方等について検討することとしてはどうか。
• <3. 重症外傷に対する診療体制整備>については、MTPは標準的な外傷蘇生の一環として広く運用されているが、試行調査ではMTP
を「整備している」と回答したのは約6割であり、外傷診療を行っている救命救急センターにおいても必ずしも整備されてはいなかっ
た。外傷診療関係の研修については、7割以上の救命救急センターにおいて、いずれかの研修参加者がいることが分かった
(JATEC/JNTEC/JPTECを含む)。国事業の研修への参加を評価の対象とすることが適当と考えられるものの、当該研修に限れば3割
強の施設のみであった。外傷診療の体制整備を評価するにあたっては、今回の見直し案のいずれか一方ではなく、両方を評価項目とす
ることが望ましいと考えられることから、これらについては将来の評価項目候補としてはどうか。
• <4. 第三者による医療機能の評価>については、JCIによる評価を受けているのは回答施設の5%であったが、JCIは第三者による医
療機能の評価として広く活用されていることから、現在の評価項目にJCIを加える形の評価項目としてはどうか。
• <5. 診療データ登録制度への参加と自己評価>については、回答結果を踏まえて現在の日本外傷データバンク以外に救命救急セン
ターでの対応が想定される自殺・自傷未遂レジストリを加えることとしてはどうか。
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