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【資料1-2】基礎資料 (25 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63640.html |
出典情報 | 社会保障審議会 医療保険部会(第197回 9/18)《厚生労働省》 |
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主要国の医療保障制度(概要)
日本(2024)
制
度
類
型
スウェーデン(2023)
イギリス(2023)
アメリカ(2023)
社会保険方式
社会保険方式
税方式による公営の保健・医療サー
ビス
税方式による国営の国民保
健サービス(NHS)
メディケア・メディケイド
※国民皆保険
※職域保険及び地域保険
※国民の約87.9%が加入。
※被用者は職域もしくは地域ごとに公的医療
保険に加入。一定所得以上の被用者、
自営業者、公務員等は強制適用ではな
い。
※強制適用の対象でない者に対しては民間医
療保険への加入が義務付けられており、
事実上の国民皆保険。
※法的義務はないが、90%がかかりつけ医を
持つ。
※かかりつけ医に対する報酬は包括報酬中心
※国民皆保険(国民の99.9%が加入)
※職域ごとに被用者制度、非被用者制度(自営
業者)等に加入。(強制適用の対象とならな
い者:普遍的医療給付制度の対象とな
る。)
※全居住者を対象
※広域自治体(レギオン)が提供主体(現金
給付は国の事業として実施)
※全居住者を対象
※GPへの支払いは包括報酬中心
※65歳以上の高齢者及び65歳未満の障害
者を対象とするメディケアと一定の条件を
満たす低所得者を対象とするメディケイド
※現役世代は民間保険が中心(65.6%)
で、無保険者は7.9%(2023年)
※2014年から企業に対し医療保険の提供を
することが原則義務化。
3割
・外来:なし
・外来:30%
・外来
・一般医療:なし
【メディケアについて】
・入院(パートA)(強制加入)
入院1回につき、$1,600負担
60日以内部分:自己負担なし
61日~90日部分 :$400/日
91日~部分:$800/日(※)
※生涯に60日だけ、それを超えた場合は全
額自己負担(2023年)
151日~ 全額自己負担
70歳~74歳 2割
(現役並み所得者は3割)
75歳以上
1割
(現役並み所得者は3割、現役並み
所得者以外の一定以上の者2割)
・入院:1日につき10
ユーロ
(年28日を限度)
・薬剤:10%定率負
担
(上限10ユーロ、下限5ユーロ)
報酬の10.00%
(労使折半)
※協会けんぽの場合
財
フランス(2023)
社会保険方式
義務教育就学前 2割
自
己
負
担
ドイツ(2024)
保
険
料
源
・入院:20%
・薬剤:35%
(代替的な効能をもつものがない極めて高額な薬
剤0%、基本的な薬剤35%、精神安定剤など
の軽度の疾病の治療に使用される薬剤70%
等)
※自己負担分を補填する補足的医療保険への加
入を2016年より一部義務化
※上記の定率負担のほか、外来診療受診時負担
金(1回1ユーロ)、入院時定額負担金
(1日20ユーロ)、薬剤(一箱1ユーロ)
等がある。
報酬の14.6%
法 定 最 低 賃 金
(本人:7.3%、事業 ( SMIC ) ×2.5 ま で の
主:7.3%)
給 与 の 7.0 % 、
SMIC×2.5 を 超 え る 給
※全被保険者共通
※自営業者:本人全額負担
与の13.0%を事業主が
負担
(本人負担なし)
レギオンが独自に設定
プライマリケアの場合の自己負担は、1回
150~330クローナ
※法律による患者の自己負担額の上限は
物 価 基 礎 額 の 0.025 倍 ( 1,300 ク
ローナ)。各レギオンはこれより低い額を
定めることもできる。
※多くのレギオンでは20歳未満については
無料。また、85 歳以上の者は法律上
無料とされている。
・入院
・一般歯科:治療内容に応
じ3段階の定額負担
( 25.8 、70.7 、306.8ポ
ンド)
・薬剤:外来処方薬1処方
当たり定額負担(9.65ポ
ンド)
・外来(パートB)(任意加入)
年間$226を超えた分について、医療費の
20%
日額上限物価基礎額の0.0023倍(120
・薬剤(パートD)(任意加入)
※あらかじめ3か月(31.25ポンド)ま
クローナ)の範囲内でランスティングが独自に
年間薬剤費が、
たは12か月(111.6ポンド)につ
設定
$505未満部分:全額自己負担
いて前払いし、処方当たりの定額
※多くのレギオンでは18~20歳までは無料。
$505~$4,660部分:25%負担
負担をゼロとすることも可能。60歳
$4,660~$7,440部分:25%負担(ブ
以上や16歳未満等の場合は無料。
ランド薬・ジェネリック)
・薬剤
$7,440~部分:5%負担又は
物価基礎額の0.05倍(2,600クローナ)が
$4.15 (ジェネリック)/$10.35 (その
上限
他)(2023年)
なし
なし
※NHS費用の約2割は、退職年金
等の現金給付に充てられる国民保
険の保険料から充当されている。
【メディケアについて】
・入院(パートA)
保険料なし(ただし、65歳になるまでの間に
社会保障税(※)を10年以上納付する必
要あり)
※給与の2.9%(労使折半)
・外来(パートB)
$ 164.9 ~ 560.5 / 月 ( 全 額 本 人 負
担) (2023年)
※民間商工業者が加入する被用者
保険制度(一般制度)の場合
国
庫
負
担
給付費等の16.4%
※協会けんぽの場合
被扶養者に対する給付や保険料
率の軽減等に対する充当として一
定規模の国庫補助を実施
(2023年の公費による補助額は
165億ユーロ)
一 般 社 会 拠 出 金 ( CSG ) :
23.4 %
目的税(タバコ、酒等):32.1%
国庫からの移転等:1.6%
※ 保 険 料 収 入 は 全 体 の 37.1 %
(2022年度)
レギオンの税収(主に住民所得
税)を財源として運営
主に税を財源として運営
(NHS費用の約8割)
任意加入保険の収支差を国が負
担(メディケア)
※わずかであるが、国からの一般交
付税、補助金あり。
出典:厚生労働省大臣官房国際課「2023年 海外情勢報告」
医療経済研究機構「スウェーデンの医療保障制度に関する調査報告書(平成31年3月)」、 医療経済研究機構「ドイツ医療保障制度に関する調査研究報告書 2024年度版」
医療経済研究機構「フランス医療保障制度に関する調査研究報告書 2022年度版」、 医療経済研究機構「イギリス医療保障制度に関する調査研究報告書 2023年度版」
医療経済研究機構「アメリカ医療保障制度に関する調査研究報告書 2021年度版」
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日本(2024)
制
度
類
型
スウェーデン(2023)
イギリス(2023)
アメリカ(2023)
社会保険方式
社会保険方式
税方式による公営の保健・医療サー
ビス
税方式による国営の国民保
健サービス(NHS)
メディケア・メディケイド
※国民皆保険
※職域保険及び地域保険
※国民の約87.9%が加入。
※被用者は職域もしくは地域ごとに公的医療
保険に加入。一定所得以上の被用者、
自営業者、公務員等は強制適用ではな
い。
※強制適用の対象でない者に対しては民間医
療保険への加入が義務付けられており、
事実上の国民皆保険。
※法的義務はないが、90%がかかりつけ医を
持つ。
※かかりつけ医に対する報酬は包括報酬中心
※国民皆保険(国民の99.9%が加入)
※職域ごとに被用者制度、非被用者制度(自営
業者)等に加入。(強制適用の対象とならな
い者:普遍的医療給付制度の対象とな
る。)
※全居住者を対象
※広域自治体(レギオン)が提供主体(現金
給付は国の事業として実施)
※全居住者を対象
※GPへの支払いは包括報酬中心
※65歳以上の高齢者及び65歳未満の障害
者を対象とするメディケアと一定の条件を
満たす低所得者を対象とするメディケイド
※現役世代は民間保険が中心(65.6%)
で、無保険者は7.9%(2023年)
※2014年から企業に対し医療保険の提供を
することが原則義務化。
3割
・外来:なし
・外来:30%
・外来
・一般医療:なし
【メディケアについて】
・入院(パートA)(強制加入)
入院1回につき、$1,600負担
60日以内部分:自己負担なし
61日~90日部分 :$400/日
91日~部分:$800/日(※)
※生涯に60日だけ、それを超えた場合は全
額自己負担(2023年)
151日~ 全額自己負担
70歳~74歳 2割
(現役並み所得者は3割)
75歳以上
1割
(現役並み所得者は3割、現役並み
所得者以外の一定以上の者2割)
・入院:1日につき10
ユーロ
(年28日を限度)
・薬剤:10%定率負
担
(上限10ユーロ、下限5ユーロ)
報酬の10.00%
(労使折半)
※協会けんぽの場合
財
フランス(2023)
社会保険方式
義務教育就学前 2割
自
己
負
担
ドイツ(2024)
保
険
料
源
・入院:20%
・薬剤:35%
(代替的な効能をもつものがない極めて高額な薬
剤0%、基本的な薬剤35%、精神安定剤など
の軽度の疾病の治療に使用される薬剤70%
等)
※自己負担分を補填する補足的医療保険への加
入を2016年より一部義務化
※上記の定率負担のほか、外来診療受診時負担
金(1回1ユーロ)、入院時定額負担金
(1日20ユーロ)、薬剤(一箱1ユーロ)
等がある。
報酬の14.6%
法 定 最 低 賃 金
(本人:7.3%、事業 ( SMIC ) ×2.5 ま で の
主:7.3%)
給 与 の 7.0 % 、
SMIC×2.5 を 超 え る 給
※全被保険者共通
※自営業者:本人全額負担
与の13.0%を事業主が
負担
(本人負担なし)
レギオンが独自に設定
プライマリケアの場合の自己負担は、1回
150~330クローナ
※法律による患者の自己負担額の上限は
物 価 基 礎 額 の 0.025 倍 ( 1,300 ク
ローナ)。各レギオンはこれより低い額を
定めることもできる。
※多くのレギオンでは20歳未満については
無料。また、85 歳以上の者は法律上
無料とされている。
・入院
・一般歯科:治療内容に応
じ3段階の定額負担
( 25.8 、70.7 、306.8ポ
ンド)
・薬剤:外来処方薬1処方
当たり定額負担(9.65ポ
ンド)
・外来(パートB)(任意加入)
年間$226を超えた分について、医療費の
20%
日額上限物価基礎額の0.0023倍(120
・薬剤(パートD)(任意加入)
※あらかじめ3か月(31.25ポンド)ま
クローナ)の範囲内でランスティングが独自に
年間薬剤費が、
たは12か月(111.6ポンド)につ
設定
$505未満部分:全額自己負担
いて前払いし、処方当たりの定額
※多くのレギオンでは18~20歳までは無料。
$505~$4,660部分:25%負担
負担をゼロとすることも可能。60歳
$4,660~$7,440部分:25%負担(ブ
以上や16歳未満等の場合は無料。
ランド薬・ジェネリック)
・薬剤
$7,440~部分:5%負担又は
物価基礎額の0.05倍(2,600クローナ)が
$4.15 (ジェネリック)/$10.35 (その
上限
他)(2023年)
なし
なし
※NHS費用の約2割は、退職年金
等の現金給付に充てられる国民保
険の保険料から充当されている。
【メディケアについて】
・入院(パートA)
保険料なし(ただし、65歳になるまでの間に
社会保障税(※)を10年以上納付する必
要あり)
※給与の2.9%(労使折半)
・外来(パートB)
$ 164.9 ~ 560.5 / 月 ( 全 額 本 人 負
担) (2023年)
※民間商工業者が加入する被用者
保険制度(一般制度)の場合
国
庫
負
担
給付費等の16.4%
※協会けんぽの場合
被扶養者に対する給付や保険料
率の軽減等に対する充当として一
定規模の国庫補助を実施
(2023年の公費による補助額は
165億ユーロ)
一 般 社 会 拠 出 金 ( CSG ) :
23.4 %
目的税(タバコ、酒等):32.1%
国庫からの移転等:1.6%
※ 保 険 料 収 入 は 全 体 の 37.1 %
(2022年度)
レギオンの税収(主に住民所得
税)を財源として運営
主に税を財源として運営
(NHS費用の約8割)
任意加入保険の収支差を国が負
担(メディケア)
※わずかであるが、国からの一般交
付税、補助金あり。
出典:厚生労働省大臣官房国際課「2023年 海外情勢報告」
医療経済研究機構「スウェーデンの医療保障制度に関する調査報告書(平成31年3月)」、 医療経済研究機構「ドイツ医療保障制度に関する調査研究報告書 2024年度版」
医療経済研究機構「フランス医療保障制度に関する調査研究報告書 2022年度版」、 医療経済研究機構「イギリス医療保障制度に関する調査研究報告書 2023年度版」
医療経済研究機構「アメリカ医療保障制度に関する調査研究報告書 2021年度版」
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