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医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第5.2版(本編)(令和4年3月) [1,647KB] (65 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000516275_00002.html
出典情報 医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第5.2版(令和4年3月)(3/31)《厚生労働省》
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紙管理された情報を含め、各種媒体に分散管理された情報であっても、患者ごとの全
ての情報の所在が日常的に管理されていること。
2. 見読化手段の管理
電子媒体に保存された全ての情報とそれらの見読化手段を対応付けて管理すること。
また、見読化手段である機器、ソフトウェア、関連情報等は常に整備された状態にする
こと。
3. 見読目的に応じた応答時間
目的に応じて速やかに検索表示又は書面に表示できるようにすること。
4. システム障害対策としての冗長性の確保
システムの一系統に障害が発生した場合でも、通常の診療等に差し支えない範囲で診
療録等を見読可能とするため、システムの冗長化(障害の発生時にもシステム全体の機
能を維持するため、平常時からサーバやネットワーク機器等の予備設備を準備し、運用
すること)を行う又は代替的な見読化手段を用意すること。
D.推奨されるガイドライン
【医療機関等に保存する場合】
1. バックアップサーバ
システムが停止した場合でも、バックアップサーバと汎用的なブラウザ等を用いて、
日常診療に必要な最低限の診療録等を見読できるようにすること。
2. 見読性確保のための外部出力
システムが停止した場合でも、見読目的に該当する患者の一連の診療録等を汎用のブ
ラウザ等で見読ができるように、見読性を確保した形式で外部ファイルへ出力できるよ
うにすること。
3. 遠隔地のデータバックアップを使用した見読機能
大規模火災等の災害対策として、遠隔地に電子保存記録をバックアップするとともに、
そのバックアップデータ等と汎用的なブラウザ等を用いて、日常診療に必要な最低限の
診療録等を見読できるようにすること。
【ネットワークを通じて外部に保存する場合】
医療機関等に保存する場合の推奨されるガイドラインに加え、次の事項が必要となる。
4. 緊急に必要になることが予測される診療録等の見読性の確保
緊急に必要になることが予測される診療録等は、内部に保存するか、外部に保存して
いるものの複製又は同等の内容の情報を医療機関等の内部に保持すること。
5. 緊急に必要になるとまではいえない診療録等の見読性の確保
緊急に必要になるとまではいえない情報についても、ネットワークや外部保存を受託
する事業者の障害等に対応できるような対策を実施しておくこと。

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