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参考資料2 デジタルライフライン全国総合整備計画(案) (6 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_gyozaikaikaku/kaigi5/gijishidai5.html
出典情報 デジタル行財政改革会議(第5回 4/22)《内閣官房》
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ーリーハーベストプロジェクトとして位置づけ、2024 年度から先行地域での社会実装の取
組を開始する。

1.2 章 本計画の位置づけ
本計画は、特に 2024 年度から実装を開始するアーリーハーベストプロジェクトの実装
に必要な施設・設備等の仕様や、それらを実際に導入すべき地域についての基本的な考え
方の整理に加え、実装・活用を後押しするための全体的な方針を示すとともに、投資を促
進するために施策等の予見可能性を高めるものである。本計画の構成は次の通りである。
(本計画の構成)
(イ) 「第 2 部 アーキテクチャ(設計指針)」では、デジタルライフラインを整
備するにあたり必要となる社会システムのアーキテクチャについて整理する。
(ロ) 「第 3 部 デジタルライフラインの整備」では、「第 2 部 アーキテクチャ
(設計指針)」で整理された考え方に沿って今後 10 年間の計画の中で整備すべ
きデジタルライフラインの要素(ハード・ソフト・ルール)について、役割や定
義、運営主体について具体的に整理する。
(ハ) 「第 4 部 計画の策定と推進」では、「第 3 部 デジタルライフラインの整
備」において整理した要素の実装を進める上で必要となる先行地域の考え方、
KGI・KPI について整理する。
(ニ) 「第 5 部 アーリーハーベストプロジェクト」では、特に計画初年度である
2024 年度に実装する計画について、先行的に実装する地域も含めて整理する。

第 2 部 アーキテクチャ(設計指針)
2.1 章 課題解決のアプローチ
本計画が解決に取り組む課題は、人口減少時代の人流クライシスや物流クライシス、災
害激甚化という社会的な課題である。これらの課題の解決に当たっては、Society 5.0 の実
現によってサイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させ、
デジタル完結の徹底によって社会全体の効率が高められることと、これによる人的負荷が
徹底的に削減されることの実現がポイントとなる。
課題解決の実現手段に位置付けられるデジタルライフラインの整備に当たっては、デジ
タル技術の活用による社会レベルでの変革の方向性が明確であること及びその変革の定着
が確実になるような措置がなされていることが重要である。また、デジタルライフライン
の整備に際しては、導入されるデジタル技術が中心ではなく、あくまで現在我々が直面し
ている社会課題の解決が重要であり、生活者である国民が中心となっているべきである。
そのため、整備されるモノ中心のプロダクトアウト的な発想で設計するのではなく、ヒト
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