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参考資料2 デジタルライフライン全国総合整備計画(案) (36 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_gyozaikaikaku/kaigi5/gijishidai5.html
出典情報 デジタル行財政改革会議(第5回 4/22)《内閣官房》
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転走行の安全性を高める運行環境の提供や、ヒヤリハット情報等の走行データの
共有(シミュレーションモデルの形式での共有を含む)を行う環境を「自動運転
サービス支援道」と定義する。そのうち、特に自動運転車向けに優先化したもの
を「自動運転車優先レーン」と定義する。
自動運転サービス支援道の整備は、車両運行者のサービス事業性を向上させる
ことが期待される。例えば自動運転車優先レーンで自動運転車が優先される区間
を設けることで、運行・輸送に要する時間の予測精度が向上し、輸配送から荷役
等までを円滑に実施することが可能となる。さらに、自動運転サービス支援道に
設置されたカメラや LiDAR 等の合流支援・先読み情報や走行車両の予知保全に
係る情報等により、運行の安全性が向上し、事故等の減少が見込まれる。さら
に、事故、故障等が生じた場合には、自車両からの情報だけでなく、他車両等の
外部からの情報を照合させることで、早期の原因特定が期待される。また、自動
化が進むことで、一人が複数台の車両の監視を行うことが可能になることから、
朝・夕、イベント時などの需要スパイクによらない人材配置や運行体制を構築で
き、コストの最適化や機会損失の最小化、運行以外の付加価値提供を実現でき
る。
自動運転サービス支援道の整備は、自動運転技術の開発を促進することも期待
される。走行データ(ヒヤリハット情報等)を共有可能とするデータ連携システ
ムを構築した上で、そのデータを元に自動運転サービス支援道の走行環境のデジ
タルツインを促し、必要な情報が自動運転車開発事業者に共有される、あるい
は、安全性が向上した走行環境において自動運転車の走行回数が増加すること等
が考えられる。
このように、自動運転サービス支援道は、自動運転車の社会実装に必要な技術
の開発と、それを使った安全性の向上や事業の安定化・拡大をつなぐ重要な社会
インフラとしての役割が期待される。
(自動運転サービス支援道の構成要素)
2024 年度より、上記を達成するために、特に以下に示す設備の整備を進める。
(イ) 路側のカメラ、LiDAR 等の設置
(1)高速道路:合流・車線変更支援、先読み情報を提供するために必要なイ
ンフラ
(2)一般道:交差点や死角発生地点などでの交通円滑化・安全強化に必要な
インフラ

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