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【参考資料6】技術作業班における構成員提出資料 (56 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38564.html
出典情報 健康・医療・介護情報利活用検討会 医療等情報の二次利用に関するワーキンググループ(第4回 3/18)《厚生労働省》
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体外診断用医薬品の添付文書でのJLACコードの記載について①
体外診断用医薬品の添付文書にJLACコード(臨床検査項目コード Japan Laboratory Code)の記載を要件にする場合の論点(案)
JLAC10コード

⚫ 17 桁コード: [JLAC 検査名称:分析物(5 桁)+識別(4 桁)+材料(3 桁)]+測定法(3 桁)+結果識別(2 桁)
(特徴)
⚫ 1製品:複数のコードを付番することになる。
⚫ JLAC10コードは利用者が、JLACコードの5要素についてそれぞれ適切なコードをコード表全体から選択する方法であり、同じ検査でも
コードの選択の違いにより17桁コードにバラつきが生じる。
⚫ 測定法の分類が細分化され、医療専門職(臨床検査技師等)も最適なコードを選択することが困難である。

JLAC11コード

⚫ 17 桁コード: [JLAC 検査名称:測定物(5 桁)+識別(4 桁)+材料(3 桁)]+測定法(3 桁)+単位(2 桁)
(特徴)
●1製品:依頼(オーダー)ではJLAC11コードが原則1:1となる。(※結果項目単位では複数コードとなるものもある)
●JLAC11コードは、使用する体外診断用医薬品毎に測定法コードが付与され、他の4要素の適切なコードが絞り込まれている。
●識別、材料、結果単位を選択肢から選択する方法であり、JLAC10コードよりも簡易にマッピングできる。

コーディング(付番)

「JLACセンター」が臨床検査項目にJLACコード案を策定し、日本臨床検査医学会項目コード委員会で承認する。

マッピング(採番)

各施設で、自施設実施の検査に合うJLACコードをコード表から採番し、施設内コードとJLACコードを連結させる。

必要性

⚫ 電子カルテ等の医療等情報のデータ交換規格として採用されるHL7 FHIRでは、データ項目に対して用いる標準コード体系とコードを割り当
てる仕様であり、国内における臨床検査項目の標準コード体系とコードは「臨床検査項目分類コード(JLACコード)」がある。
⚫ 医療機関等はHL7 FHIRに準拠した3文書(①診療情報提供書、②退院時サマリー、③健康診断結果報告書)6情報(①傷病名、②アレル
ギー情報、③感染症情報、④薬剤禁忌情報、⑤検査情報、⑥処方情報)をFHIR出力を行う必要があるが、検査情報では医療機関等にJLACが
導入されておらず、JLACを割当てている一部施設でもその正確性が検証されておらず、施設間で割当てられた標準コードが異なる課題があ
る。また、医療機関等から得られるHL7 FHIRの記述情報もバリデーションが担保されておらず、標準コードの適切性を検証する方法もない。
→ 体外診断用医薬品の添付文書にJLAC11コードが正しく記載されることにより、病院情報システムの上流工程において、正しいJLAC11
コードを院内に取り込むことを容易にできるのはないか。

JLACコードの正確性確保

⚫ 一定期間の後に体外診断用医薬品の添付文書にJLACコードが記載される場合、JLACコードの正確性を諮問機関(臨床検査医学会・項目コー
ド委員会)での承認を通じ、JLACセンターで確保する。
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