【参考資料6】技術作業班における構成員提出資料 (55 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38564.html |
出典情報 | 健康・医療・介護情報利活用検討会 医療等情報の二次利用に関するワーキンググループ(第4回 3/18)《厚生労働省》 |
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傷病名
課題
解決策/改善策の例
厚生労働省標準
• 厚生労働省標準として、医療情報システム開発センター(MEDIS)
の「標準病名マスター」の病名及びICD10コード(国際疾病分類)
が国内で普及している。
• ICD-11コードは、分類コードだけでなく、URI(Uniform Resource
Identifier)を用いてより詳細な情報管理が可能であり、ICDコード、
ファウンデーションID、用語IDを使用できる。
• 厚生労働省標準として、医療等情報の一次利用の観点も踏まえつつ、
ICD10/11コードの使用を推奨する方針としてはどうか。
真の病名
• 電子カルテ情報には保険傷病名(保険請求目的)はあるが、「真の病
名」がない。
• ICD10の他に医師が考える「臨床病名」を電子カルテで入力できる
ようにすることが考えられ、実施している医療機関もある。
• 米国では電子カルテからの表現型抽出(EHR Phenotyping)によ
る「真の病名」あるいは記載されていない病名の推測方法について
研究されており(※)、大規模DBへの適用も考えられる。
※Electronic health record phenotyping improves detection and screening
of type 2 diabetes in the general United States population: A crosssectional, unselected, retrospective study.
J Biomed Inform. 2016 Apr:60:162-8
その他
課題
解決策/改善策の例
標準コードのバージョン
更新及びデータ蓄積
• 癌ステージ分類UCCなどは版が変わるが、蓄積されているデータに
は、その情報は通常は反映されていない。
• ICD10からICD11、JLAC10からJLAC11のように大きな改訂では、
変わるコード体系の名称自体が変わり、新旧が混在することはない。
• 途中で、マイナーに変更があり、版が変わるコード体系については、
コード体系とバージョンをあわせて記録する。
施設ごとのオーダー運用
等の違い
• 施設により薬剤や検査のオーダーの運用の違いがあり、医療等情報の
二次利用に影響する可能性がある。(例:COVID-19でワクチンが注
射オーダでなく処置オーダとなっている場合がある。PCR検査結果が
検査オーダの場合と細菌検査オーダの場合もある。)
• 処置オーダーと処方オーダーで機能が異なり、データ内容も異なる場
合もある。
• 病院の運用は簡単には変更できない。
• ベンダー依存とは限らずローカルルールで動いている場合もある。
• 困難な課題ではあるが、RWDを生成する病院情報システムの機能
として、医療等情報の二次利用の観点から課題を整理し、推奨を公
表してはどうか。
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