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(3)参考資料 (45 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20230529/zaiseia20230529.html
出典情報 財政制度等審議会 歴史的転機における財政(5/29)《財務省》
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農村のインフラ機能(集落排水)の在り方

資料Ⅴ-3-4

○ 農村のインフラ機能について、例えば概ね20戸以上を対象とする農業集落排水は、新設整備は完了しつつある一方で、既存施
設の更新のために年100億円程度(漁業集落排水も同様に年20億円程度)の国費が投じられている。
○ 今後、更新需要が数倍に増加していくと見込まれる一方で、各農村・漁村の戸数が急速に減少していくことを踏まえれば、①浄化
槽による対応や、②集落排水同士あるいは公共下水道との広域化・共同化を進めた上で、③概ね20戸以上を対象とする農業集
落排水等として更新する場合にはその低コスト化などを図っていく必要がある。
農業集落排水の事業地区数・費用の推移

汚水処理の中での集落排水の位置付け

(出所)農林水産省データより
財務省作成

人家のまばらな周辺部は
「浄化槽」(特定地域生活
排水処理施設)で整備
(環境省)

農村部の集落は
「集落排水施設」で整備
(農水省)
※概ね20戸以上が対象

都市部は
「公共下水道」
で整備
(国交省)

農業集落排水等を含めた汚水処理の広域化・共同化の推進

●20戸の集落におけるコスト比較評価事例
※一般的に、概ね20戸を下回ると浄化槽の方が低コストとなる

集落排水の場合
浄化槽の場合
数量
万円/年
数量
万円/年
処理場建設費
48人
90.8 浄化槽建設費
20基
52.3
処理場
維持管理費
管渠建設費
管渠
維持管理費



48人

53.3

1,000m

77.8

1,000m

3.1
225.0

浄化槽
維持管理費

20基

130.0

 平成30年、関係4省が全都道府県に対し、令和4年度までの「広域化・共同化計
画」の策定を要請。
 集落排水を含め、汚水処理施設の統廃合に取り組む地区数(=減少する処理場
数)の目標を、平成29年度から令和4年度までに450箇所と設定。
目標値
(令和4年度末)

実績値
(令和3年度末)

450箇所

479箇所

【広域化・共同化地区数の目標と実績】



182.3

(出所)持続的な汚水処理システム構築に向けた都道府県構想策定マニュアル(3省庁)

【広域化・共同化のイメージ】

実績値のうち、農業集落排水等分は368箇所(農業集落排水等の総数は約5,200
箇所)