よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料2-5 重篤副作用疾患別対応マニュアル 進行性多巣性白質脳症(PML)(案) (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000209243_00004.html
出典情報 重篤副作用総合対策検討会(第14回 9/15)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

進行性多巣性白質脳症(PML)
英語名:progressive multifocal leukoencephalopathy

A.患者の皆様へ
ここでご紹介している副作用は、まれなもので、必ずしも起こるものではありません。
ただ、副作用は気づかずに放置していると重くなり健康に影響を及ぼすことがあるので、
早めに「気づいて」対処することが大切です。そこで、より安全な治療を行う上でも、
本マニュアルを参考に、患者さんご自身、またはご家族に副作用の黄色信号として「副
作用の初期症状」があることを知っていただき、気づいたら医師あるいは薬剤師に連絡
してください。

「進行性多巣性白質脳症」は、JC ウイルスによって引き起
こされる脳の感染症です。通常は発症しませんが、免疫が
低下した状態の場合、まれに発症することがあります。HIV
感染症、血液のがん、膠原病や神経疾患などの治療のため
に用いる、免疫を下げる、ないし免疫を調整する医薬品に
よって引き起こされる場合もあります。次のような症状が
みられた場合には、医師・薬剤師に連絡してください。
「物忘れ」、「歩行時のふらつき」、「手足に力が入りにく
い」、「口のもつれ」、「動作緩慢(かんまん)」などの症状

5