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資料1-2-11診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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<診断基準>
それぞれ Definite を対象とする。
無脾症候群の診断基準
A.
1.両側上大静脈、単心房、共通房室弁、単心室、心房中隔欠損、心内膜床房室中隔欠損、肺動脈狭窄、両
大血管右室起始症、総肺静脈還流異常、動脈管開存などの先天性心疾患を有する。心臓以外では、両側右
肺、無脾、対称肝、腸管回転異常などがみられる。
B.
1.胸部エックス X 線:対称肝を呈する。両肺野ともに小葉間裂を認める。気管支は両側 eparterial bronchus
(肺動脈が気管支と並走する)とな るなる。
2.血液像:末梢赤血球に Howell-Jolly 小体を認める。
3.心エコー検査:下大静脈と腹部下行大動脈の並5.MSCT または MRI 検査:走を認める。
4. 心臓カテーテル・造影検査:心房造影による心耳形態(両側右心耳構造)、肺動脈造影により肺動脈と気管
支の 位置関係(両側 eparterial bronchus)を確認できる。
4.造影 CT5.MSCT または MRI 検査:肺動脈と気管支の位置関係(両側 eparterial bronchus)を確認できる。
5.画像診断:する。脾臓を認めない。
<診断のカテゴリー>
Definite:Aの1を満たし、Bのうち1項目以上を満たすもの。

多脾症候群の診断基準
A.
1.両側上大静脈、下大静脈欠損、単心房、単心室、心房中隔欠損、心内膜床房室中隔欠損、肺動脈狭窄、
両大血管右室起始症、肺高血圧などの先天性心疾患を有するなどの先天性心疾患や、徐脈性不整脈(洞不
全症候群、完全房室ブロック)、肺高血圧などを有する。心臓以外では、両側左肺、多脾、正中肝などがみら
れ、腸管回転異常、門脈還流異常、胆道閉鎖を合併することもある。
B.
1.胸部エックス X 線:気管支は両側 hyparterial bronchus(肺動脈が気管支を乗り越える)となる。
2.心臓超音波心エコー検査:下大静脈欠損兼奇静脈結合を認める。
3.心臓カテーテル・造影検査:心房造影による心耳形態(両側左心耳構造)、肺動脈造影により肺動脈と気管
支の位置関係(両側 hyparterial bronchus)を確認できる。
4.造影 CTMSCT または MRI 検査:肺動脈と気管支の位置関係(両側 hyparterial bronchus)を確認できる。
5.画像診断で、複数の脾臓を認める。

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