よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-2-11診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

<診断のカテゴリー>
前述の症状の中で(1)~(4)のうち2項目以上の主徴候があれば CS を鑑別疾患として検討する。
A.遺伝子検査で CS 関連遺伝子に病的変異*3 が同定される:CS と確定診断(Definite)
B.遺伝子検査で CS 関連遺伝子の病的変異*3 が未確定あるいは遺伝子解析未実施の場合
a.症状(1)~(4)のうち2項目以上あり、DNA 修復試験*4 での異常所見(修復能の低下があり、その低下は
既知の CS 関連遺伝子*3 導入で相補あり)を認めれば CS と確定診断する(Definite)。
b.主徴候(1)~(4)を全てみたし、DNA 修復試験での異常所見(修復能の低下があり、その低下は既知の
CS 関連遺伝子導入で相補せず、あるいは相補性試験未実施)を認めれば CS と確定診断する(Definite)。
c.DNA 修復試験未実施の場合
以下の1)に加え、2)又は3)があれば DNA 修復試験が未実施であっても CS と確定診断できる(Definite)。
1)主徴候(1)~(4)全て、副徴候(5)~(7)のうち2項目以上。
2)その他の臨床所見、血液・画像など各種データで他疾患(色素性乾皮症、ポルフィリン症など)が否
定される。
3)同胞が同様の症状から CS と確定診断されている
*1 くぼんだ眼と頬、鳥の嘴様の鼻など一見老人様に見える顔貌
*2 副徴候に関して、(5)~(6)は典型例では2歳前後までにはで確認できるが、(7)は年長になって出現す
ることが多い。
*3 CS 関連遺伝子とは CSA(5q12.1)、CSB(10q11.23)、XPB(2q14.3)、XPD(19q13.32)、XPG(13q33.1)
*4 DNA 修復試験:紫外線感受性試験、宿主細胞回復を指標にした DNA 修復能測定、相補性試験、紫外線
照射後 RNA 合成試験など

- 19-