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○個別事項(その4)について-7-1 (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00120.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第497回  11/17)《厚生労働省》
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不妊治療の実績及び具体的内容等について(小括)
(不妊治療の実績について)
○ 我が国における不妊治療の実態として、生殖補助医療実施医療機関として日本産科婦人科学会に登録されてい
る施設数と、特定不妊治療による出生者数は、年々増加傾向にある。また、一般的に治療成績が低いとされる40
歳以上の不妊治療の患者の割合が高い。治療成績として、新鮮胚移植と凍結胚移植を合計すると、世界平均と遜
色ない水準にある。
○ 不妊治療は、原因検索及び原因疾患の治療という一般的な治療を経た上で、患者の状態等に応じて、一般不妊
治療(タイミング法、人工授精)又は生殖補助医療(ART)を選択し、実施することとなる。

(不妊治療の具体的内容について)
○ 生殖補助医療を実施する場合には、採卵、採精、体外受精・顕微授精、胚培養、胚移植の各ステップが必須と
なる。凍結胚移植を実施する場合には、胚凍結保存も必須となる。
○ 各ステップには、それぞれの段階で、「必須となる事項」と、「必須とは言えないが、追加的に実施されるも
の」がある。
○ また、一般不妊治療や生殖補助医療を実施する際、必要に応じて、採卵・胚移植のための投薬や、着床・妊娠
維持のための投薬、その他合併症への対応等が合わせて行われる。
(その他の検討状況について)
○ 医療技術については、医療機関からの申請に基づき、先進医療会議において、技術的審議が進められている。
○ 医薬品については、日本生殖医学会からの要望を受け、令和4年4月の保険適用に向け、薬事承認に必要な有
効性・安全性の確認のプロセスが進められている。

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