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【資料1-2】高額療養費制度の見直しについて (7 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67949.html |
| 出典情報 | 第209回社会保障審議会医療保険部会、第9回高額療養費制度の在り方に関する専門委員会 合同開催(12/25)《厚生労働省》 |
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高額療養費制度の見直しの基本的な考え方⑤
令和7年12月16日 高額療養費制度の在り方に関する専門委員会
【その他】
○ また、限度額に関わる意見からは離れるが、保険者や医療従事者からだけではなく、当事者の方からのヒアリング
においても、高額療養費が現物給付化されていることで費用総額が見えにくくなっているといった意見があった。
他方で、一般社団法人日本難病・疾病団体協議会より、難病患者・家族の約8割(77.6%)は医療費総額を把握
しているというアンケート調査結果(n=143)も紹介された。
高額療養費制度への意識を改めて喚起し、関係者に対し制度への理解を更に深めていただく観点から、高額療養費
制度を利用した場合に、全体としてどの程度の医療費がかかっているのか、また、高額療養費としてどの程度の金額
が還付されているのかといった全体像の見える化を進めていくこと自体は重要であり、実務的にどのような対応が可
能かも含め、検討を深めていくべきである。
○ この点以外にも、現行の高額療養費制度に対する様々な課題が指摘された。例えば、現行では、加入する保険者が
変わる際に、多数回該当のカウントがリセットされる仕組みとなっているところ、実務的な課題もあるものの、カウ
ントが引き継がれる仕組みの実現に向けた検討を進めていくべきである。
○ また、高額療養費の在り方は、高額薬剤の開発・普及等を背景に増大する医療費負担を全体としてどう考えていく
かという大きな視点で、今後とも継続的に検討していくべき課題であるという指摘もあった。
まとめ
○ 以上が、これまでの本専門委員会の議論を踏まえた、高額療養費制度の見直しを行っていく場合の基本的な考え方
であるが、具体的な金額(限度額)等については、医療保険制度改革全体の議論を踏まえて設定すべきである。
また、施行時期については、国民・医療関係者への周知、保険者・自治体の準備(システム改修等)などを考慮す
ると、一定の期間が必要である。来年夏以降、順次施行できるよう、丁寧な周知等を求めたい。
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令和7年12月16日 高額療養費制度の在り方に関する専門委員会
【その他】
○ また、限度額に関わる意見からは離れるが、保険者や医療従事者からだけではなく、当事者の方からのヒアリング
においても、高額療養費が現物給付化されていることで費用総額が見えにくくなっているといった意見があった。
他方で、一般社団法人日本難病・疾病団体協議会より、難病患者・家族の約8割(77.6%)は医療費総額を把握
しているというアンケート調査結果(n=143)も紹介された。
高額療養費制度への意識を改めて喚起し、関係者に対し制度への理解を更に深めていただく観点から、高額療養費
制度を利用した場合に、全体としてどの程度の医療費がかかっているのか、また、高額療養費としてどの程度の金額
が還付されているのかといった全体像の見える化を進めていくこと自体は重要であり、実務的にどのような対応が可
能かも含め、検討を深めていくべきである。
○ この点以外にも、現行の高額療養費制度に対する様々な課題が指摘された。例えば、現行では、加入する保険者が
変わる際に、多数回該当のカウントがリセットされる仕組みとなっているところ、実務的な課題もあるものの、カウ
ントが引き継がれる仕組みの実現に向けた検討を進めていくべきである。
○ また、高額療養費の在り方は、高額薬剤の開発・普及等を背景に増大する医療費負担を全体としてどう考えていく
かという大きな視点で、今後とも継続的に検討していくべき課題であるという指摘もあった。
まとめ
○ 以上が、これまでの本専門委員会の議論を踏まえた、高額療養費制度の見直しを行っていく場合の基本的な考え方
であるが、具体的な金額(限度額)等については、医療保険制度改革全体の議論を踏まえて設定すべきである。
また、施行時期については、国民・医療関係者への周知、保険者・自治体の準備(システム改修等)などを考慮す
ると、一定の期間が必要である。来年夏以降、順次施行できるよう、丁寧な周知等を求めたい。
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