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【資料1-2】高額療養費制度の見直しについて (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67949.html
出典情報 第209回社会保障審議会医療保険部会、第9回高額療養費制度の在り方に関する専門委員会 合同開催(12/25)《厚生労働省》
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高額療養費制度の見直しの基本的な考え方①
令和7年12月16日 高額療養費制度の在り方に関する専門委員会

○ 高額療養費制度の在り方に関する専門委員会(以下、本専門委員会)は、高額療養費制度の在り方について検討す
る場として、社会保障審議会医療保険部会(以下、医療保険部会)の下に、令和7年5月に設置された。
本専門委員会では、保険者や労使団体、学識経験者に加え、患者団体の方など当事者やその声を伝える立場の方の
参画を得て、計8回にわたり多様な議論を行った。
検討に当たっては、患者団体の方や保険者、医療関係者、学識経験者など様々な立場の方からヒアリングを行うと
ともに、複数の事例に基づく経済的影響のイメージやデータを踏まえた議論を行うなど、多角的かつ定量的な視点を
踏まえ議論を行ってきた。

○ 第4回の本専門委員会において改めて確認されたところであるが、高額療養費制度は、セーフティネット機能とし
て患者・家族にとってなくてはならない制度であり、また、諸外国と比べてもこのような恵まれている制度を擁して
いる国はほとんどなく、今後もこの制度を堅持していく必要がある。
その上で、高齢化の進展や医療の高度化、高額医薬品の開発などが今後も見込まれる中で、また、現役世代の保険
料負担に配慮する必要がある中で、制度改革の必要性は理解するが、その際には、(本専門委員会の所掌を超えるこ
とになるが、)高額療養費制度だけではなく、他の改革項目も含め、医療保険制度改革全体の中で全体感を持って議
論していくことが必要である。
○ こうした認識に立ち、本専門委員会の議論の状況を医療保険部会に定期的に報告するとともに、医療保険部会にお
ける議論の状況を本専門委員会にも適時報告を求めるなど、医療保険制度改革全体の中で高額療養費制度の在り方を
どのように考えるか、全体感を持った議論が行われるよう意識しつつ、本専門委員会において議論を深めてきた。
○ 依然として、医療保険部会において医療保険制度改革全体の議論が行われている現状において、具体的な金額の方
向性を含む形で本専門委員会の議論をする段階には至っていないが、全体感を持った医療保険制度の見直しが行われ
ることを前提とした上で、高額療養費制度の見直しを行っていく場合の基本的な考え方として、これまでの本専門委
員会の議論を踏まえると、以下のように整理される。
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