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【資料1-2】高額療養費制度の見直しについて (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67949.html
出典情報 第209回社会保障審議会医療保険部会、第9回高額療養費制度の在り方に関する専門委員会 合同開催(12/25)《厚生労働省》
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高額療養費制度の見直しの基本的な考え方②
令和7年12月16日 高額療養費制度の在り方に関する専門委員会

【高齢化の進展や医療の高度化等により増大する医療費への対応】
○ 高齢化の進展や医療の高度化、とりわけ、本専門委員会でも再三にわたり議論・指摘があったが、高額薬剤の開
発・普及等を背景に医療費全体が増大する中において、医療保険制度はもとより、高額な医療を必要とする状態に
なった場合における極めて重要なセーフティネット機能である高額療養費制度を将来にわたって堅持していくために
は、制度の不断の改革に取り組んでいかなければならない。
繰り返しになるが、その際には、医療保険制度全体の改革を進めつつ、その中で、高額療養費の在り方について検
討していくことが必要である。
現在、医療保険部会において、「世代内、世代間の公平をより確保し、全世代型社会保障の構築を一層進める視
点」「高度な医療を取り入れつつセーフティネット機能を確保し命を守る仕組みを持続可能とする視点」「現役世代
からの予防・健康づくりや出産等の次世代支援を進める視点」「患者にとって必要な医療を提供しつつ、より効率的
な給付とする視点」という4つの視点に基づいて議論が深められているが、高額療養費に関しても、このような制度
全体の議論と歩調を合わせつつ、他方で、高額療養費制度を取り巻く上記の課題や将来への制度の継承を確かなもの
とするためには、近年の医療費の伸び等に一定程度対応した形での自己負担限度額(以下、限度額)の見直しを行っ
ていくことの必要性は理解する。
○ ただし、限度額の見直しに当たっては、本専門委員会でも多くの委員から意見が出されたが、高額療養費のセーフ
ティネット機能に鑑みると、長期にわたって療養される方の経済的負担の在り方に十分配慮すべきである。
加えて、医療保険制度全体の改革を進める中で、療養期間が短期の方を中心に限度額を見直す場合であっても、具
体的には後述するが、所得が低い方に対しては適切な配慮を行うことが必要である。
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